中学校スキルアップ研修・「光と半導体」
- 公開日
- 2023/12/07
- 更新日
- 2023/12/07
科学教育グループ
令和5年11月22日(水)ソフィア・堺4階実験室において、中学校スキルアップ研修「光と半導体」を行いました。大阪科学技術センター(OSTEC)のご協力のもと、大阪教育大学名誉教授 中田博保先生をお招きして研修を実施しました。
研修では、まず、光の波長の違いによる光の色の変化について考えました。波長が短ければ青色に、長ければ赤色に近づくことが分かりました。分光シートで蛍光灯やLED、発熱電球の光がどのように分光しているのかを実際に確かめました。
次に、半導体について認識を深めました。半導体とは「金属と絶縁体の中間であり、電気をほどほどに流す物体」であることや半導体の結晶構造が分かりました。また、半導体の種類の違いによる光の色の違いを利用して、いろいろな色のLEDができていることも分かりました。
最後に、赤色、緑色、青色のLEDにどれだけの電圧をかければ発光するのかを実験で確かめました。
受講者から、「バンドギャップについて知ることができた。LEDにかける電圧の違いについても初めて知ることができた。」「専門的なお話を聞ける機会がないので、とても参考になった。」「少人数で体験できる研修なので、LEDの仕組みや活用の仕方がよく分かった。」などの声がありました。
教育センター 能力開発課 科学教育グループでは、これからもこのような研修を通して先生方を支援し、子どもたちが科学的に探究する力を養っていきたいと考えています。