堺市立登美丘南小学校

わかる板書22〜子どもの言葉で〜

公開日
2023/07/13
更新日
2023/07/13

わかる板書

 4年生の道徳の板書です。教材「ひとりぼっちのYちゃん」を通して、公平にすることはどうして大切なのかを考え、話し合っていました。
 この板書の情報は、ほとんどが子どもの言葉(発言)で構成されています。また、色チョークを上手く使ったり、子どもの言葉をキーワード化したりして、話し合いのなかで鍵になる言葉を明確にしています。まさに、クラスの子どもたちの「思考の足跡」となっていますね。昔の授業は、先生が学習内容を説明し、ノートに写すために、先生の言葉で板書を残していましたが、板書の役割はずいぶん変わりました。今では、子どもたちが対話によって問題解決するなかで、子どもたちの多様な考えをわかりやすく整理することで、1時間の思考の流れを明らかにしたり、話題を焦点化したりするツールとしての役割があります。
 授業の終わりのチャイムがなっても、子どもたちは「休み時間も続きをしたい!」といっていました。また、少数意見に対して、拍手を送る場面もありました。安心して話せる学習集団と子どもたちの意欲があって、初めて子どもの言葉で板書をつくることができます。