令和7年度 堺市立幼稚園(研究実践園)における公開保育(6)
- 公開日
- 2025/12/19
- 更新日
- 2025/12/19
幼児教育グループ
■研究テーマ
「つながり」「響きあう」環境構成のあり方
~こども理解に重点をおいて~
■公開 3歳児クラス
指導助言 大阪常磐会大学 短期大学部 中村 妙子教授
秋の自然いっぱいの園庭を使って、思い思いに遊ぶこどもたちの姿がありました。樋を使ったどんぐり転がし、どんぐり・まつぼっくり・木の枝・砂などを使ったアイスクリームづくり、柿の実なども取り入れたケーキづくり、落ち葉をたくさん集めたお風呂づくり、大根の葉っぱを食べた幼虫探しなど、こどもたちが「自然」に触れて心を動かし遊ぶ様子が見られました。遊びの中では、こども同士のやり取りの言葉もたくさん生まれていました。保育後には、「『つながり』『響きあう』環境構成のありかた」という園内研修のテーマに基づき、これまでの遊びの様子や、環境構成などについての説明があり、その後、グループに分かれて気づきや感想を話し合い、全体でも交流しました。
最後に、大阪常磐会大学短期大学部 中村妙子教授より、「自然物を取り入れる保育の重要性」「『どうしたいの?』と、こどもの思いを引き出す保育者の言葉がけの素晴らしさ」「3歳児にとっては、安心した居場所やおもしろがって一緒に遊ぶ保育者の存在が特に大切であること」など、今後の保育に活かせるお話がたくさんありました。
参加者からは、「自分では気付けなかったこどもの様子、関わり合いについて、いろいろな先生の視点の話を聞くことができた。」「友達との関わりの中でお互いに刺激し合い、繰り返し遊ぶことでこども自身の新しい発見へと繋がっていた。」「環境構成や関わり方、言葉かけなど学びになった。」「『こどもを信じて待つ時間』や『こども自身から言葉、遊びなどを引きだす』など今日の学びを意識しながら保育に取り組みたい。」等の感想がありました。