堺市教育センター

令和7年度 堺市立幼稚園(研究実践園)における公開保育(4)

公開日
2025/12/19
更新日
2025/12/19

幼児教育グループ

11月7日(金)堺市立みはら大地幼稚園

■研究テーマ

 「つながり」「響きあう」環境構成のあり方

~こども理解に重点をおいて~

■公開 5歳児クラス 

 指導助言 大阪常磐会大学 短期大学部 中村 妙子教授


  広い園庭やテラスを使って、試行錯誤しながら作った道具を使って柿とりに夢中になっていたり、つかまえたカマキリが遊ぶための迷路をつくってみたり、思い思いに遊ぶこどもたちの姿がありました。

  保育後には、これまでの遊びの広がりや友だち同士のつながり、環境設定などについての説明があり、その後、2グループに分かれて気づきや感想を話し合い全体でも交流しました。

  最後に、大阪常磐会大学短期大学部 中村妙子教授より、「保育は、こども理解から始まる」「こどもたちの遊びの中にも、5歳児の育ちを見通した教師のねらいが入っていることが大切」「自然物を取り入れる保育は、こどもたちの感覚を呼び覚まし、思いを表現させる」「こども同士の関わりを育てることで、皆が輝く保育を実践することができる」など、今後の保育に活かせるお話がたくさんありました。

  参加者からは、「教師に対して『見て見て!』『手伝って』というのではなく、こどもたち同士で相談し合う5歳ならではの姿が見られた。」「ふりかえりで、全員が意見を言うことができるのは、しっかりと遊びこむことができているからではないかと思う。」「保育士、幼稚園教諭だけでなく小学校教員の意見も聞けたのが参考になった。普段、他園の先生方と交流できることが少ないので貴重な時間だった。」等の感想がありました。