令和7年度 通級指導教室担当者研修(第4回)
- 公開日
- 2025/10/09
- 更新日
- 2025/10/09
研修グループ
令和7年9月11日(木) 教育センターにて通級指導教室担当者研修(第4回)を行いました。 「中学校事例から学ぶ」という内容で特別支援教育士スーパーバイザーの山田充氏を迎えての研修でした。 受講者からは、「こどもの背景をさかのぼって把握し、状況の根本的な原因を探って考えることの必要性を学びました。こどもが困っている状況への対応として環境を工夫することは、今までも意識してきましたが、ASDの症状自体が環境によって現れにくくなるということを意識して考えたことがなかったので、環境を整えることの大切さを改めて感じました。」「本人のニーズと保護者のニーズの把握と整理の大切なこと。たくさんの情報の中から必要な情報を整理し、現状を把握することによって適切な支援へとつなげること。中学校では通級指導の時間をできるだけ本人に選択させ、対話の中でニーズを把握し、困り感を改善していくこと。大人が思いをくみ取り代弁してくれることがあるが、自分の言葉で説明できることがいちばんなので、小学校では、自分の気持ちを言語化できるよう支援することが必要だと思いました。」「思春期のこどもたちへの具体的な支援方法を教えていただきとても参考になりました。WISCの結果、家庭環境と学校生活の様子を照らし合わせながら、現時点での課題を考え、どのような支援が必要かを同じ区の先生方と話し合うことができたことで、別の学校の先生がたと情報交換が難しい中、つながりを持つことも出来たと感じています。こういう力をつけさせたいという思いばかりが先走り、あれもこれもと1時間の授業の中に詰め込もうとしていたことに気づくことが出来ました。まずはホッとできる環境を作ることからはじめて、徐々にステップアップしていくことが大切であるということも話し合いの中で思いました。」等の感想がありました。