堺市立殿馬場中学校

7日 殿馬場の森からの今日の一言その18

公開日
2021/08/07
更新日
2021/08/06

殿馬場の森からの今日の一言

 東京オリンピックで,日本選手の活躍が連日報道されています。金メダルの獲得数も過去最高となりました。ただ新型コロナウイルスの感染拡大の影響で,無観客となり出場選手も応援や歓声を受けることなく,少し盛り上がりが感じられにくい大会となりました。
 それでも選手は,練習の成果を最大限に発揮するために全力で競技に臨んでいます。そこにはたくさんのドラマが生まれています。そんな中,負けてしまった選手の様子からもたくさんのことが学べます。
 負けて涙しながらも,勝った相手を称える潔い姿が多くみられます。さすが一流です。
 陸上の100mでは,1回のフライングで失格になります。何年間も練習も積んできたのに,走らずに終わってしまう選手もいました。その失格になった選手の気持ちも考えると,何とも言えない辛い気持ちになります。しかし,すべての選手が文句も言わずレースから去っていきます。

 「真のスポーツマンであるかどうかは,負けた時の態度で決まる」。このことは,「真のスポーツマンになるため」でも以前に紹介しました。
 また,スポーツマンシップで,3つの尊重すべきとも伝えました。以下に示した3つです。
 1.競う相手選手やチーム
 2.ルール
 3.審判
 
 陸上で失格になった選手は,ルールや審判,そして一緒に走る選手を尊重しているのです。
 そんな選手の姿を見ながら考えてみてください。