堺市立新檜尾台小学校

令和6年6月

公開日
2024/11/06
更新日
2024/11/06

校長室より

5月26日日曜日に新檜尾台近隣センターで「しんひのお で 集まるしえ」が開かれました。地域の皆様が思い思いにお店を出し,顧客の方は買物されたり,グルメを楽しまれたり,普段とは違う近隣センターの活気を感じました。少し暑かったですが,近隣センターはアーケード街ですので直射日光が避けられ皆様気持ちよさそうに過ごされていました。雨の日も傘いらずで買い物できる素敵な空間を感じました。僭越ながら申し上げますが,いつか日常的にこのアーケード街の賑わいをみたい気持ちでいっぱいとなりました。
今年も早いもので,1年間の折り返しの月を迎えました。6月といえば「梅雨」の時期。かなり昔の話で恐縮ですが,いつもこの時期に思い出すことがあります。ビジネス上失敗したことなのですが,入梅後の大雨の日にゲストをお迎えした際に「天気が悪いところ,わざわざお越しいただきありがとうございます。」と切り出した私。その時は何もなかったのですが,食事の際にゲストから「天気が悪い」という言葉を安易に使うべきでないことを教えられました。天気の「晴れ」が良くて「雨」が悪い的な言い方を改めた出来事でした。私自身の「雨」をいやだと思っている主観を相手に出すのは適切ではないということに気づかされたのです。「雨」を好む方において「雨」は,「悪い天気」「あいにくの天気」ではありません。冷静に考えても社会的にも良くない考えであることを認識しました。例えばですが,農家の方にとっては,この時期に雨が降らないと作物の成長に大きな影響が出て大変なことになります。我が国の食料供給にとっても大きな打撃を受けかねない問題にもなり「雨」を迂闊に「悪い」などと言ってはならぬことを悟ったのでした。
 その後,「梅雨」の時期や「雨」の日を楽しむにはどうしたらよいかを家族で考えて生活するようになりました。雨の日のレインシューズや傘(最近私自身はもっぱら大きなビニール傘ですが)を揃えたり,梅雨の時期に雨の雫とのハーモニーが素晴らしい紫陽花の花に感動したり,その紫陽花の葉を動くかたつむりを眺めたり,視点を変えて楽しむ姿勢を持つと,「晴れの日」では見れない光景に驚かされます。最近は商業的にも「雨の日フェアー」を開催する店も増え始め,ポイント〇倍,特定商品△割引等消費者のニーズに応えながら「雨」を商売のヒントに工夫する商法も盛んになりつつあります。
 そうは言っても昨今の急速な地球温暖化によって,高温多湿になる6月は体調管理に充分配慮が必要な時期でもあります。ウイルスや細菌に注意しながら,いつも言われている言葉ですが「早寝・早起き・朝ごはん」の規則正しい生活をしていきましょう。

「児童の皆さん!今日も元気に登校してくれてありがとうございます!」