堺市立新檜尾台小学校

令和7年6月 オリーブの森に小さな可愛い花が開きました

公開日
2025/07/01
更新日
2025/07/01

校長室より




















 ついに待ちに待ったオリーブの森に花が咲きました。私は恥ずかしながら,初めて意識してオリーブの花を見ました。オリーブの木は,その土地に根付いてから1年ないし2年経ってから咲くと伺っていたので,3月に移植したばかりですから,今年は咲いてくれるか否かわかりませんでした。5月に入ってから校内のオリーブの木を丁寧に見て回り,10日に旧農園に植えられた2本の木に小さな小さな蕾を見つけた時は,とても嬉しくその後毎朝観察してました。



そしてついに,この5月26日,そのうちの1本が小さな花弁を開いているのを見て感動を覚えました,直系3から5ミリ程度でしょうか?小さいながらも白と黄色のコントラストが素晴らしい花が連なって咲いていて,4片の「がく」と1つの「めしべ」2つの「おしべ」を立派に持っています。鼻を近づけると,甘い匂い,でも少し苦みを感じる甘さのようですが,キンモクセイの花の匂いと同じような香りを感じました。目を閉じて嗅ぐと朝の爽やかな風に乗って香る匂いが,地中海にいざなわれるようでとても幸せな気分となりました。



この日の朝礼で,今学期総合学習で「オリーブマスター」を目指している4年生と理科委員会でオリーブの観察や世話をしてくれるメンバーが,オリーブの森の「草取り計画」を発表し,翌日の中休み等を使って児童の皆さんに呼びかけを行ってくれました。私は,草取りを通じて,土や木々・植物,時には虫や小動物に接することは児童の皆さんにとってとても大切なことと思っています。27日の中休みには,さっそく多くの児童が一生懸命草取りしながら,「キノコが生えていたよ」「オリーブの木の下にカナヘビがいるから見て!」と初日からいろいろ発見があったようです。今後もオリーブの森を通じて自然科学に対しての目を養ったり,来年多くの花が開花した際には地域の方々や保護者の皆さんと花を愛でたり,オリーブの森を通じて児童との協働的活動に結び付けたいと考えています。