7/2(火) 大雨に備えて
- 公開日
- 2024/07/04
- 更新日
- 2024/07/04
校長室
ここ数年前から,雨の降り方が以前と違って非常に激しくなってきています。水路や溝も水位が高くなったり流れが速くなったりと,危険な状況が増えてきています。そこで,梅雨のこの時期に,子どもたちの命を守るという観点から次のような話をしました。
この週末,校長先生は広島に帰っていたのですが,広島では大雨警報で避難指示まで発令されました。幸い校長先生が住んでいる所は,お年寄りなどすぐに避難できない方だけが先に避難してくださいという指示ですみましたが,全員避難するよう指示があった地域もあり,大変でした。
前にも話をしたことがあると思いますが,10年前,広島で大雨による災害があり,何人もの方が犠牲になられました。その時には,校長先生は福山市というところで教頭先生をしていたのですが,広島の家に帰ろうと思っていても,土砂崩れや川の水があふれて道路が通れなくなってしまっていました。芦田川というものすごく大きな川で,水があふれるなんて考えたこともなかったのですが,その川があふれてしまいました。川沿いのたくさんの家が水につかり,復旧にとても時間がかかりました。結局広島には帰れず,家がどうなっているのか心配でしたが,結論から言うと何とか大丈夫でした。しかし,それまで気が付かなかったのですが,少し離れた小さな山が土砂崩れを起こし,近くの川も水があふれて家のそばまで水がきていたそうです。後から帰った時には,道路の溝に落ちている車が何台もあり,川のそばはえぐれて崩れていたところがたくさんありました。汽車が通る鉄橋まで流され,そこを通っていた水道管が仮に直るまで,断水が続きました。
災害はいつどこの地域で起こるか分かりません。今回も九州地方や広島県が大変でしたが,滋賀県の伊吹山のふもとのあたりも土砂崩れが起きたそうです。大阪もいつ何が起きるか分かりません。日頃からの備えが大切ですし,避難訓練も大切です。
そこまで大きな災害でなくても,大雨で溝や川の水の流れが速くなっているところがあります。大人でも,溝に落ちて流されてしまったというニュースがありました。みなさんも,大雨の時には絶対川や溝には近づかないことやのぞきこまないことに気を付けてくださいね。
この後,「何よりも命を守ることを一番に考えて行動しましょう。」という言葉で話をまとめました。