8/25(月) 2学期始業式
- 公開日
- 2025/08/25
- 更新日
- 2025/08/25
校長室
今日は2学期最初の日です。TVで始業式を行いました。今日の始業式では,次のような話をしました。
校長先生は,みなさんが大きなけがや病気をしたという報告もなく,元気に過ごしてくれた事が,一番うれしい事でした。とはいえ,今年の夏もとても暑い日が多く,兵庫県丹波市では41.2℃になるなど,最高気温の記録が更新されました。今週も大阪で35℃以上になるなどの予報が出ています。校長先生が子どもの頃は,夏は暑くてもせいぜい31度か32度くらいだったので,それよりも3度から4度も高くなっています。きちんと帽子をかぶって登下校をしたり,しっかり水分補給をしたりするなど,熱中症には気を付けるようにしましょうね。また,暑くて外遊びができなくなることが多いと思いますが,しばらくは我慢してくださいね。
さて今日は,校長先生が夏休みに研修で,阪神タイガースの元監督である矢野選手から聞いたお話を少し紹介したいと思います。
矢野選手はプロ野球の選手だったので,次のような野球の話をしてくれました。野球の試合で9回裏まで1点リード,つまり勝っているけどノーアウト満塁,ヒットを打たれたら同点あるいは逆転負けという場面で,自分がピッチャーだと思ってください。ヒットを打たれるだけでなく,フォアボールでも同点になってしまいます。つまり,大ピンチの場面です。この時,「打たれたらどうしよう…」「自分のせいでチームが負けたらどうしよう…」と普通のピッチャーは思うのだそうです。しかし,そう思っていると,緊張したり腕が縮こまったりして思うようなボールは投げられなくなります。そういう時こそ,「ここで自分が押さえたら,自分がヒーローになる」「あと3人全部三振に打ち取ったらめっちゃかっこいいやろうな」という風に考えられたら,よい結果になることが多いそうです。つまり,大ピンチこそ,考え方や見方を変えたら大チャンスになるということです。
矢野選手は今は,少年野球の指導もしているそうですが,子どもたちにかける合言葉を「ピンチは?」「チャンス!」にしているそうです。他にも,阪神の監督時代に,失敗しても絶対に怒らずに,世の中には成功と失敗があるのではなく,「成功」と「成功の途中」の2つがあるんだとよく選手たちに伝えていたそうです。失敗したらどうしようと考えるよりも,成功したら,うまくいったらどんないいことがあるかなと考える方が,何事もうまくいきそうですよね。あるいは失敗したらどうしようと心配するあまり,何もしないよりは,成功の途中で,いつか成功するはずと思っていろんなことにチャレンジする方が,自分の可能性を広げることができると思います。ぜひたくさんのことにチャレンジしてみてください!
さて,いよいよ今日から2学期が始まります。皆さんは2学期の目標はもう決めていますか? 校長先生は,前も言ったように,1年生も含めて皆さん全員の顔と名前を覚えることと決めています。ただ,せっかく覚えた皆さんの名前を夏休みがあったために忘れているかもしれません。その時はまた教えて下さいね。そして校長先生の目標のように,皆さんも何か一つでもよいので目標を立てて,それに向かって頑張れたらいいなと思っています。一緒に頑張っていきましょう!