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堺市立上神谷支援学校

令和6年度 公開研修会3

公開日
2024/08/30
更新日
2024/08/30

支援部

 8/6(火)は、言語聴覚士の七野 友子先生(アソカ療育研究所 ゆうゆう ことばの教室)に「『この子嘘をつくんです』という子(中1)への対応〜大人が決めつけない関わり方〜」というテーマでご講演いただきました。

 この研修では、「音声言語をもつ児童・生徒の、『ことば』のやりとりを見直す」「話せているから、解っているという思い込みを、再点検する。(勿論、話せないから解っていないという事への誤信念も、裏側にはある)」ことを中心に、検査を含めたアセスメントから見えてくる生徒像について詳しくお話いただきました。
 
 参加した先生方からは「言葉のままや思いこみにとらわれずに、仮説を立てて伝えたいことを分かろうとする事の大切さを改めて感じました。自身の言葉かけが決めつけになっていないか振り返りながら今後も気を付けて接しようと思います」といった感想がありました。

 どのお話も、「どうしてそうなるの?」と思いがちな行動の背景にある、子どもたちの『がんばり』や『困り感』についての理解が深まる内容でした。また、本来子どもたちにとって運動や学習は楽しいものであり、どの子も「やってみたい!」「できるようになりたい」と思っているという大切な視点を教えていただきました。
 
 今回の研修を活かし、自分たちのこれまでの指導や支援を振り返りながら、2学期からの実践につなげていきたいと思います。