堺市教育センター

STEAM教育研修「STEAM教育の実践と今後の取組」

公開日
2025/10/27
更新日
2025/10/27

科学教育グループ

令和7年7月30日(水)、堺市教育センターにおいて、STEAM教育研修「STEAM教育の実践と今後の取組」を実施しました。

まず、指導主事より本市のSTEAM教育の実践についての概要、「堺STEAMブック」について説明しました。

前半は、実践報告をもとに、STEAM教育について考えました。

1つめは、上神谷小学校の平井先生と金谷先生による「カワバタモロコを守ろうプロジェクト」の報告です。こどもたちが絶滅危惧種の保護とついて地域の方々の協力を得て取り組んだ実践です。

2つめは、南八下小学校の田中先生による「L×Dream」の報告です。こどもたちが校区内の企業と連携して、お菓子の商品開発に取り組んだ実践です。

3つめは、東百舌鳥中学校の野田先生による報告です。3年の修学旅行の充実をめざして、1年生の「堺めぐり」の行事から実行委員会を組織して生徒自らがかかわってきた実践です。

後半は、静岡大学名誉教授 熊野善介先生に報告の講評と「STEAM教育について世界や日本の現状と実践」の講演をしていただきました。

受講者からは、「大変勉強になりました。本研修で最も大切だと感じたことは、情報は自分で取りに行く必要があるということです。私もたくさんの研修やイベントに参加し、自身の実践に役立てたいと思います。」「学校内だけで学びだけで補うことができない部分を専門性の高い外部と連携して取り組んでいくことの大切さを学びました。」「この研修で、STEAM教育は、負担が増えるのではなく、今やっている実践の延長にあることを感じた。」などの感想がありました。

教育センター能力開発課科学教育グループでは、これからもこのような研修を通して先生方を支援し、こどもたちが探究する力を養っていきたいと考えています。