今日の一言 8月6日 太き骨は先生ならむ
- 公開日
- 2025/08/06
- 更新日
- 2025/08/06
校長雑感 一隅を照らす
太き骨は先生ならむ そのそばに 小さきあたまの骨 あつまれり
1976年、平和祈念式典に私は高校1年生で参加していました。
小学校は、広島市立幟町小学校、中学校は広島市立幟町中学校を卒業しました。
千羽鶴で有名な佐々木禎子さんの学校です。
その後、広島基町高校に進学しました。当時、全国大会に毎年出場するような吹奏楽部がありました。
その吹奏楽部は、毎年、平和記念式典で演奏するお役目がありました。
私も、一員として打楽器を担当していました。
必ず晴れる8月6日。この年も強い日差しの照り返しの中で演奏したことを鮮明に覚えています。
それ以来、8月6日・8時15分には、心は必ず広島にありました。
あの日から、齢を重ね、教育現場に22年、日本に帰って校長として12年、最後の年の夏。
80回目の原爆投下の日。
石破総理大臣が読み上げたこの歌は、私に何度も繰り返してきた決意を強烈に呼び覚ましてくれました。
平和を維持し続けなければならない!踏みとどまらねばならない!
どんな立場になろうとも変わることはない。
8月9日、8月15日・・・。
過去、何千何万という人々が、同じ日に命の悲しみ・痛恨の記念日を持たなくてはいけませんでした。
本来、私たちは何千何万の別々の安らかな最期の日を迎えなくてはならないと思います。
この歌は、学校現場にいるすべての先生方の想いだとも思います。
明日も、またその次の日も子どもたちの喜びに満ちた笑顔が見れますように!