今日の一言 5月1日 “神業”を支える“教育への熱い思い
- 公開日
- 2025/05/01
- 更新日
- 2025/05/01
校長雑感 一隅を照らす
令和7年4月30日のPTA・後援会総会で、この春あたらしく赴任された21名の先生方、併せて49名の教職員を紹介しました(業務の都合で参加できない職員もいましたが)。今回「今日の一言」でご紹介するのは、私の尊敬する元校長先生のコラムです。学校で教育に携わる者として心に刻み込み、思い新たに、全教職員でともに子どもたちの成長のために頑張りたいと思います。
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その学校に退職間近のK先生が教務主任(学校運営を企画推進する重要な立場)をされていました。ところが、その方は、教務主任をしながら自ら願って、特別支援学級の担任もされていたのです。その上、いつも元気いっぱいで嬉々とした振る舞いでした。自分の学級だけで精いっぱいの私からは見れば、まさに“神業”でした。
K先生の退職間際の3月、退職までに是非聞いておこうと思ったことがありました。それは、“神業”を支える“教育への熱い思い”でした。ある日の放課後、K先生が担任をされている特別支援学級の教室内で、「先生は、いつも、子どもたちをどのように思って接しているのですか」と伺ったところ、「私は、いつも子どもたちに、愛おしさを感じているのです。どんな子でもかわいいのです。抱きしめてあげたい心境なのです」との言葉が返ってきました。そして、教室内に掲示されていた特別支援学級の子どもたちの絵を、一つひとつ指さしながら、それぞれの絵の“よさ”をじっくりと語られました。その眼には、涙のようなものが光っていたのを覚えています。
さらに、若い私に“これだけは伝えておきたい”との思いで、次のような話をされました。
その学校に退職間近のK先生が教務主任(学校運営を企画推進する重要な立場)をされていました。ところが、その方は、教務主任をしながら自ら願って、特別支援学級の担任もされていたのです。その上、いつも元気いっぱいで嬉々とした振る舞いでした。自分の学級だけで精いっぱいの私からは見れば、まさに“神業”でした。
K先生の退職間際の3月、退職までに是非聞いておこうと思ったことがありました。それは、“神業”を支える“教育への熱い思い”でした。ある日の放課後、K先生が担任をされている特別支援学級の教室内で、「先生は、いつも、子どもたちをどのように思って接しているのですか」と伺ったところ、「私は、いつも子どもたちに、愛おしさを感じているのです。どんな子でもかわいいのです。抱きしめてあげたい心境なのです」との言葉が返ってきました。そして、教室内に掲示されていた特別支援学級の子どもたちの絵を、一つひとつ指さしながら、それぞれの絵の“よさ”をじっくりと語られました。その眼には、涙のようなものが光っていたのを覚えています。
さらに、若い私に“これだけは伝えておきたい”との思いで、次のような話をされました。