ニーチェの言葉からの引用です。
　人は，とかく自分に甘く，他人に厳しいものです。他人の言動は，よく目についたり，気になったりします。そして，他人の言動を批判してしまいます。
　ところが，自分の言動は，あまり振り返ることがありません。自分の言動は，間違いないと思いがちです。しかし，気づかないところで，自分の言動が他人に迷惑をかけているものです。
　どうしてこのようになるかというと，自分のことがあまりにも近すぎて，冷静に自分のことを見ることができないからです。遠いところから，他人になりきって自分の言動を振り返ってみなければなりません。
　また，行動に迷ったときは，「○○（ある人物，架空の人物も含む）ならこんな時にどうするか」と考えてみるのもいいと思います。○○には，自分の尊敬している人物や目標にしている人が入ります。
　大人でも難しいことですが，自分を成長させるためにも，じっくり自分自身について振り返りましょう。