27日 殿中生応援団 部活動編その7
- 公開日
- 2021/07/27
- 更新日
- 2021/07/22
殿中生応援団 部活動編
たとえば、何人かで集まって野球をするとき、遊びであってもストライク、ボール、またアウト、セーフを判断してくれる審判がいないと楽しくありません。公平に判断してくれる審判がいないと、それぞれが自分のチームにとって有利なことばかり主張し、ときにはケンカになることもあります。
そういう意味で、ルールに基づいて判断してくれる審判がいることは、ゲームを楽しむうえで本当にありがたいことです。審判に対し、感謝し、尊重しなければなりません。
そのことを理解したうえで、ゲームに臨むようにしましょう。審判の指示には従い、尊重しながらゲームを行いましょう。
しかし、審判も間違った判断をするときがあります。そのときは、ルールに従って抗議することができます。テニスの試合でも、インかアウトかは、チャレンジといってビデオ判定に持ち込むことができるようになっています。お互いが自分の有利を主張することは当然ですし、その主張をルールに従って判断するのが審判です。
よって、時には、自分に不利な判断が下されることもあります。この時こそ、審判の判断を尊重し、その指示にしたがい、気持ちを切り替えてゲームに臨みましょう。それが真のスポーツマンであることは、これまでもお話しました。
審判はいつも正しい判断をしてくれているという肯定的な姿勢で試合に臨むことが大切です。
これまでスポーツマンシップについて説明してきました。同じようによく使われる言葉にフェアプレイという言葉もあります。スポーツマンシップとの違いを調べてみました。どちらも同じような意味ですが,フェアプレイは,プレイ中に守るべき行為や態度のことです。スポーツマンシップは,試合以外での行為や態度も含まれます。Good Loserは,よってスポーツマンシップになります。
また,フェアプレイは形としてあまり目には見えません。ファインプレイは目に見えるので、観客から拍手喝采を受けます。しかし観客は、プレイから目に見えないフェアプレイの心を感じ取って感動してくれるのです。
以上7回にわたって、スポーツマンシップについて説明をしてきました。次回から、スポーツマンシップを身につけるための、具体的な行動等について示していきます。