一昨日実施した全校朝礼の内容をまとめました。
今回は「最近の出来事から」というテーマでお話をしました。
ゆっくり月を愛でる余裕をもって日々過ごしたいものです。
秋とはいえ,残暑も厳しいです。コロナの状況も相変わらずです。引き続き体調管理には万全を期してください。
みなさんおはようございます。
少しずつ,そして確実に秋の気配を感じるようになりました。今日は週末にあった様々な出来事からお話をしてみたいと思います。
まず秋と言えば,10日の土曜日は「中秋の名月」でした。「中秋の名月」とは,旧暦8月15日の月を指し,「15夜お月さん」ともいわれ,一年のうちで最も美しいとされてきました。中秋の名月を観賞する風習は中国より伝わり,平安時代に貴族の間で定着しました。やがて,月見は民衆の間にも広まり,団子や里芋,栗などを供え,収穫を祝う行事となりました。金曜の給食にみたらし団子が出たのもそういうことですよ。みなさんはどうですか?見た人いますか。こんな風習のことを意識しながら,たまにはゆっくりお月さまを見てみるのもいいですね。
次は海外のニュースを二つ。
イギリスの国王として歴代最長となる70年にわたって在位してきたエリザベス女王が,9月8日,(日本時間9日),96歳で亡くなりました。イギリスの国内外から信頼と尊敬を集め,「世界で最も有名な女性」と称賛されたエリザベス女王に対し,国際社会からは女王の功績をたたえ,追悼する声が相次いでいます。イギリスではちょうど1週間後の19日に国葬が行われるそうです。国葬と言えばちょうど今,日本では安倍元総理大臣の国葬問題が話題になっています。また君たちが大人になったときに思い出して,それぞれの違いなどについてふりかえって考えてみてください。
もう一つのお話は,ちょうど20年前の9月11日,アメリカで起こった同時多発テロの事件についてです。この事件は「9・11」と呼ばれ,2001年9月11日朝,自爆攻撃を計画したテロ集団がアメリカの旅客機4機をハイジャックし,ニューヨークの高層ビルと米国防総省に突入した事件です。最近のTVニュースでも繰り返し放送されていました。世界最大級の超高層ビルがくずれ落ちる衝撃的な映像を見た人も多くいると思います。当日だけで3000人近くが犠牲になったこの攻撃は,アメリカだけでなく,世界全体に計り知れない打撃を与えました。
破壊攻撃と言えば,今なおウクライナでの戦争が続いています。テロと戦争は違うものですが,どちらも暴力をもって物事の解決を図ろうとするところに共通点があります。しかし,暴力では新たな悲しみを生み出すだけで,絶対に解決は図れません。「9・11」を平和について考える機会にしてもらいたいと思います。