令和7年8月 2学期も元気に楽しいワクワクする学校生活をしていきましょう!
- 公開日
- 2025/09/01
- 更新日
- 2025/08/29
校長室より
夏休み中に信号機のない横断歩道で一時停止をした車のドライバーに渡り終えた小学生が,その車のに向かって丁寧に頭を下げる姿を多く見ましたが,とても良い光景と感心しました。道路交通法上は確かに車両の一時停止義務にはなっていますが,法律で割り切る話でもない気がするのです。SNSでは横断歩道上の挨拶についてたまに議論になっていますが,私は小学生が学校や家庭の指導で強制的にさせられているのでなく,自主的に人として「感謝」の意を表していると理解しています。私は車は殆ど運転しないので運転する方の気持ちは分かりませんが,話を伺うと「子ども達の挨拶に喜びを感じる」「更に安全に気を付けようと思う」「朝にそのシーンに出会うと1日がとても気持ちよく過ごせる」という感想が返って来ます。挨拶というコミュニケーションで,悲惨な事故が少なくなっている統計もあり,日本人の倫理観は捨てたものではないと思います。日本には「袖振り合うも他生の縁」という言葉があるように,ちょっとした出会いも偶然でなくどこかに縁があるものと考え,「感謝の心」「親切な心」をいつもいつまでも持ち続けたいものです。
夏休みに感じた道に関する話題をもう一つ綴らせてください。盆に東京に帰省した際東京駅近くの丸の内のオフィス街を毎年歩くのですが,今年は例年と大きく違っていました。昨年までは,丸の内ビジネス街は盆期間中殆どサラリーマンは見かけず事務所も締まり閑散としているのですが,今年は人で溢れいました。しかも9割が外国の方々です。見た感じインバウンド(訪日外国人観光客)も見られましたが,日本にお住いの外国の方がインバウンドをお連れしている姿も見られました。いよいよ我が国の本格的に多様性を意識し大事にする時代の到来を肌身で感じた次第です。
「日本人としてのアイデンティティを大切にしながらグローバル社会でどう生きていくか」万博見学を機に子ども達も世界観を広げいろいろ考える機会が増えました。2学期も様々な学びや行事を通じて大きく変化する時代に皆で向き合って行きましょう!