令和7年1月
- 公開日
- 2025/02/28
- 更新日
- 2025/02/28
校長室より
2025年がスタートしました。21世紀も四分の一を過ぎる節目の年となります
が、20世紀最後の年、2000年にコンピューターが誤作動を起こす可能性が叫ば
れた「2000年問題」が起きると世の中で騒がれたことがつい先日のように思われ
ます。そのように思うのは、「歳の影響かな?」と思いつつ、改めて毎年正月を迎え
る度に「光陰(こういん)矢のごとし」を感じます。科学の発展と共に人間がせわし
く生きるからこの諺が生まれたかと思ったら、高校時代の恩師からこの諺は平安初期
の古今和歌集にも使われていると聞き、驚いた記憶が残っています。過去は戻ってき
ませんので、未来の時間を大切にする意味で、児童の皆さんにはこの言葉を覚えて欲
しいです。保護者の皆様、地域の皆様、四半世紀を迎える今年もどうぞよろしくお願
い申しあげます。
今年の一大イベントの一つは、何と言っても「EXPO2025 大阪・関西万博」であ
ります。1970 年に大阪で開催された「日本万博博覧会」は、小学校 4 年生であっ
た私にとってはとても衝撃でした。当時好きな漫画家の手塚治虫さん、好きな SF(サ
イエンス・フィクション)作家星新一さん、好きなイラストレーター真鍋博さん、そ
して東京オリンピックで使われた代々木体育館を作って父が尊敬していた建築家丹
下健三さん等が総力を挙げて取り組む万博に興味を持ち2度行きました。混んでいて
1度に3パビリオンしか見学できませんでしたが、中に入れなくても外から建物を見
るだけで異国情緒はもとより未来を感じる風景に心が躍りました。
今回の「EXPO2025 大阪・関西万博」も現在活躍している著名な方々が未来を
予測して様々な企画を考えて形にしており、近未来を予測する楽しい時間になる気が
します。児童の皆さんには、今年現地に行ったり報道等で見たりして、或いは自ら情
報を集めて友人と情報交換して欲しいと思います。近未来の社会づくりを担う存在と
して、「EXPO2025 大阪・関西万博」を肌で感じ、一人ひとりの夢につなげる機会
にしましょう。