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堺市立八下西小学校

9/3(火) 命を守ることを一番に…

公開日
2024/09/25
更新日
2024/09/25

校長室

今朝のTV朝礼は避難訓練の後に行ったので,次のような話をしました。

今日は,先ほど行った避難訓練についてお話をします。
今回の訓練は,大地震・津波を想定した「大阪880万人訓練」の一部です。この訓練では、大阪府下一斉に,今日の午後3時に地震が発生したという想定で訓練を行います。皆さんはそれに合わせると下校に間に合わなくなる学年があるので,先に訓練を行いました。

さて,実は一昨日,9月1日は「防災の日」でした。
今からおよそ100年前の9月1日に,関東地方で大きな地震が起こり,たくさんの方が地震による火事でなくなりました。そのことを忘れずに防災意識を高めるために,9月1日が防災の日と決められたそうです。
また,今から29年前の1月17日には,阪神淡路大震災が起こり,地震によって壊れた建物などにおしつぶされてたくさんの方がなくなりました。
そして今から13年前の3月11日には,東日本大震災が東北地方で起こり,地震による津波でたくさんの方がなくなりました。

ここ100年の間でも,たくさんの方が犠牲になった,非常に大きな地震が3回も起こっています。今回日本に近づいてきた台風10号も,長く日本列島付近にいたので,大雨で離れた地域にも大変な被害をもたらしましたが,台風は少なくとも日本に近づく前から日本に来ることが予想できます。しかしながら,地震はいつ,どこで起こるか全く分かりません。
この8月には,九州の宮崎県沖で大きな地震が起こりました。この地震は震度6弱という大きな揺れがあり,南海トラフ地震の危険性が高まったとして1週間ほど「南海トラフ地震臨時情報」が出され,海水浴場で泳げなくなったり海岸近くのホテルに宿泊予定だった人たちがキャンセルしたりと大きな影響がありました。
もし南海トラフを震源とした地震が起こった場合は,大阪を含む関西地方も大きな被害を受けることになります。そこで,日頃からの備えや避難訓練が大切になるのです。本当に地震などが起こった時には,先生やお家の方が近くにおられるとは限りません。自分たちだけで考え,行動しなければならない可能性もあります。その場合には,何よりも命を守ることを一番に考えて行動しましょう。
今日の訓練が,そのことについて考えるきっかけとなればと思います。