堺市立八下西小学校

1/23日(火) 能登半島地震

公開日
2024/02/06
更新日
2024/02/06

校長室

この日は,能登半島地震について,次のような話をしました。

地震の被害については,ニュースなどで見て知っていると思います。昨日,3週間ぶりに水道から水が出たことがニュースでありましたが,どの家庭にも水道が出るようになるまでに3月末頃まで,遅ければ4月までかかるそうです。蛇口から水が出ない生活がどのようなものか,少し考えてみてください。もちろん,水道だけでなく,何万もの家が地震で倒れてしまい,まだ避難所で過ごしている方もたくさんおられます。今日から大阪も含め,被害に遭った石川県でも大雪が降る予報が出ています。凍えるような寒さの中,本当に大変だと思います。
こうした状況の中,被害に遭われた方々に対して,児童会から募金の提案がありました。そして先週3日間募金活動を行い,たくさんの募金が集まりました。本当に有り難う。私たちにできることは,今は募金などしかありませんが,皆さんの気持ちは,青少年赤十字活動を通じて災害義援金として寄付させてもらいました。

さて,地震と言えば,この前伝えてなかったのですが,29年前の1月17日,阪神淡路大震災という非常に大きな地震が淡路島の北部を震源に発生しました。高速道路が落ちたり広い範囲で火事が起こったりと本当に大変でした。家やビルが倒れたり,地面から水が湧き出たりするなど,今回の能登半島地震と同じような被害が,もっと広い範囲でたくさん起こりました。校長先生はリアルタイムでTVの中継で見たのですが,日本で本当にこんなことが起こっているとはとても信じられませんでした。先生たちや皆さんのお家の方の中にも直接体験したり,被害にあったりした方がおられると思います。

地震は,いつどこで起きるかわかりません。次は南海トラフが震源の地震が起きる可能性があると言われています。だからこそ,学校でも避難訓練を行うのです。また,日ごろから地震が起きたときはどこに避難するかなど家族で話し合っておくのもよいと思います。
さらに言えば,毎年4年生が総合の時間に防災について学習しています。地震などの大きな災害があった時に,いつも先生たちや大人の人がそばにいるとは限りません。そこで,学習したことをしっかり生かして,万一の時にはどうしたらよいのかを自分で考えることも必要になります。揺れが収まるまでは,机の下などに入って頭を守ることなど,しっかり覚えておいてくださいね。