堺市立北八下小学校

6/6(月) 梅雨♪

公開日
2022/06/06
更新日
2022/06/06

校長室から

テレビ朝会でお話したことを紹介します。

6月を別の言い方で,水無月といいます。あれ?おかしいなと思った人がいるのではないかと思います。
昔の水無月は,今の6月の下旬から8月の上旬にあたるので,暑くて水がなくなる季節という説もありますが,無という字の意味はなく,「な」は「の」の意味があって,水無月は水の月という意味があるという説が有力です。
雨がよくふる月,田んぼに水を引く時期,だから水の月,みなづきとなっているのではないかと考えられています。
もう一つ,雨のお話をします。この時期に降る雨のことを梅雨(つゆ)(ばいう)といいます。
どうして,「梅雨」の漢字が使われているかは知っていますか?
校長先生も「チコちゃんに叱られる」を見るまでは知りませんでした。
「梅雨」という漢字は今の中国から伝わってきたという説が有力です。
中国ではもともとは「梅」ではなく「黴」という字が使われていましたが,「かび」とも読み,それを意味する字でもあります。
よく雨が降るとカビがよく生える時期だから,「黴雨」(ばいう)としていたのではないかといわれています。「かび」はばいきんなので,同じ「ばい」と読めるこの時期にできる「梅」の字をあてて,「梅雨」とかえたのではないかと言われています。
「かび」を「うめ」に変えたのは、なかなか素敵ではないかと思います。
これからよく雨が降る時期になります。雨が降ると外で遊べなくなってしますし,登下校のときも大変になります。工夫して遊んだり,カッパを着て見通しをよくして安全に気をつけたりして,よい過ごし方を考えましょう♪