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堺市教育センター

小学校理科教材研修5年「電流と電磁石」

公開日
2024/01/25
更新日
2024/01/25

科学教育グループ

令和6年1月10日(水)堺市教育文化センター(ソフィア・堺)実験室において、小学校理科教材研修5年「電流と電磁石」を実施しました。

まず、小学校学習指導要領における目標や子ども主体の問題解決活動の意義、本単元にかかわる指導内容について確認しました。
次に、単元全体の構成を考え、導入や単元展開中の活動を実際に行うことで、「子どもたちがどのような問題意識をもつのか。どう考えて解決活動を行うのか。」について考えました。
そして、永久磁石の性質を確かめたうえで、電磁石の極に関する実験を行いました。さらに、電磁石の強さを変える条件をつきとめる実験を行い、調べる条件(コイルの巻き数、電流の強さなど)を意識させることの大切さを考えました。
最後に、電磁石を活用したものづくりの例として、電磁石つりざお、コイルモーターなどにふれました。

受講者からは、「いろいろな導入を実際にさせていただき、子どもの気持ちになって『おもしろい』『やってみたい』という視点で考えることができました。」「電磁石の強さを調べる実験では、導線の長さなど条件制御がいかに大切か、予備実験をさせてもらってよく分かりました。」「単元導入の仕方がとても参考になりました。電磁石について、何か楽しく子どもの興味を引く事象がないかと思っていましたが、教材研修で教えてもらったことを実践すると成功しそうです。」などの感想が寄せられました。

 教育センター能力開発課科学教育グループでは、これからもこのような研修などを実施して先生方を支援し、子どもたちの科学的な問題解決の力を養っていきたいと考えています。