7月10日 全校生で黙とうを行いました ~O-157堺市学童下痢症を忘れない日~
- 公開日
- 2026/07/10
- 更新日
- 2026/07/10
学校風景
O-157堺市学童集団下痢症から30年にあたり、本日朝のリモート集会を行いました。 校長先生から次のようなお話があり、全校生で黙とうを行いました。
今から30年前の平成8年7月12日、堺市でとても悲しく、決して忘れてはならない大きな出来事がありました。学校の給食を食べた多くの小学生や先生たちが、O157腸管出血性大腸菌という細菌による集団下痢症にかかってしまいました。この事件で、堺市の小学生や先生たち、9,000人を超える多くの人が激しい腹痛や高熱に苦しみました。そして、小学生だった3人の児童と、のちに後遺症で亡くなられたお一人の、合わせて4人の尊い命が失われました。みなさんは、毎日当たり前のように学校へ来たり、友達と笑い合ったり、美味しい給食を食べたりしています。しかし、当時亡くなられた人たちは、そんな当たり前の毎日を突然奪われてしまいました。ご家族の悲しみ、そして当時の学校や地域の人たちの悔しさは、言葉では言い表せないほど深いものでした。旅行に行っても風評被害をうけ、堺市の人はお断り等、とても悔しい思いをした方もいらっしゃいました。堺市では、この悲劇を二度と繰り返さないために、毎年7月12日を「O-157堺市学童集団下痢症を忘れない日」と定め、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、二度とこのようなことを繰り返さないことを誓っています。今日はこの痛ましい事件から30年を迎えるにあたり、みなさんに今一度考えてもらいたいことがあります。1つは「命の尊さ」です。突然奪われた命。ご本人の無念さやご家族の悲しみは計り知れません。尊い命についてしっかり考えてほしいと思います。もう1つは、給食や感染症等について、正しい予防を続けることの大切さです。みなさんは毎日、給食の前に、しっかり手を洗っていますか? 「これくらいいいや、めんどくさい」と手を抜いていませんか?当番の時マスクやエプロン、帽子や三角巾をつけていますか?目に見えない菌から自分や大切な人を守るための手洗いやうがい、給食時の衛生管理をすることは、命を守るためにとても大切なことです。今、私たちが安全で美味しい給食を食べられているのは、当時の悲しい経験をもとに、たくさんの大人たちが衛生管理を徹底し、守り続けてくれているからです。この事件以降、堺市では食材に徹底した加熱処理をするようになり、今では日本で一番安全といわれるほどの給食が提供されています。痛ましい事件から 30年目の節目にあたる今年、堺市のいろいろな学校で、亡くなられた3人の児童、後遺症で亡くなられた方を悼み、ご冥福をお祈りし、黙とうを行っています。福泉南中学校でも本日、亡くなられた4人の人たちへ追悼の祈りを捧げるとともに、自分の命、友達の命を大切に生きていくことを誓い、黙とうを行いたいと思います。