堺市立三国丘中学校
【堺市立三国丘中学校。教育方針】
時を守り 場を清め 礼を正す
「主体的な学びの場の創造」「防災という教育を通して”命”を学ぶ」
【未来をつくる堺教育プランより】
先人から受け継いだ自由・自治の精神,歴史・文化を継承し,
優れた文化を創造できる教育を推進します!!
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今日の一言 5月30日 もうダメだと思ってからが勝負
- 公開日
- 2025/05/30
- 更新日
- 2025/06/02
校長雑感 一隅を照らす
スポーツで言えば、試合。音楽は、コンサート。勉強は、試験。
・・・
「今こそ勝負」というときが必ずあります。私は昔から、ここぞという正念場で実力を発揮した人のエピソードが大好きです。そして、そういう人に憧れました。スポーツ選手が多いです。
古橋広之進
江夏豊
王貞治
イチロー
本田圭介
田口信教
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古橋広之進は、「フジヤマのトビウオ」と言われた戦後直後に活躍した水泳選手です。1948年のロンドンオリンピックに出場できなかった日本。
オリンピックの決勝戦の同日に国内で水泳大会を開催、古橋選手はオリンピックの優勝記録を上回るタイムで泳ぎ切ります。この話は映画にもなり、とても有名です。
彼は名言を残していますが、忘れられないのは、何かのラジオ番組で、彼が言ったことです。「水泳の練習は日に何キロも泳ぎます。これでもかという距離を泳ぎます。そうすると、もうこれ以上は泳げないという瞬間がきます。手もあがらない、キックもできない、前に進めず、どんどん沈んでいく。
【そのとき】が大切です。ここからが勝負です。
そのときは しんどくてしんどくて堪らないです。だから、最も楽に泳ごうとします。もっとも力を抜いて水と一緒になって、【浮かぶこと、前に進むこと】だけを考えます。そのときに、理想的な泳ぎをつかむことができるのです。」
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本当に掴みたいことは、自分の限界が来たところから、その先にどれだけ頑張るかで決まる!そう教えてもらった気がしました。
* * *
私は、限界まで頑張ったことが何回あるだろうか?その限界を超えたことが、今まで何回あっただろうか?今日、限界まで頑張っただろうか?
* * *
子どもたちには、限界まで挑戦する機会を持たせたいと思います。部活動で頑張っている姿を見て思いました。
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体育 5月30日 球技
- 公開日
- 2025/05/30
- 更新日
- 2025/05/30
3年
体育で学習する内容は8つあります。その中から、今日は”球技”です。バスケットボールの実技です。ボールを扱う技術も大切ですが、どの球技でも、共通して「声をかけあう」ことが、とても大切です。ちょっとしたゲームを通して、そのことを学びました。
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今日の一言 5月29日 舞姫
- 公開日
- 2025/05/29
- 更新日
- 2025/05/30
校長雑感 一隅を照らす
私は本を読めない、と思っていた時間がとても長かったのです。
なぜ、読めないと思いこんだか、
いつそんなふうに刷り込んだのか、
わかりません。
読めるようになったのは、サラリーマンになり、結婚したころからでしょうか。
名作を教えて!
どんな本に感銘を受けた?
今読んでいて、とても面白いと思う本は?
会う人会う人に同じ質問をしては、教えてもらった本を読んでいました。
その頃、衝撃的に出会った本が「舞姫(森鴎外)」です。最初は全く読めなかったし、字面を追うこともできませんでした。
・・・
石炭をば早はや積み果てつ。中等室の卓(つくえ)のほとりはいと静にて、熾熱燈(しねんとう)の光の晴れがましきも徒(あだ)なり。今宵は夜毎にこゝに集い来る骨牌(カルタ)仲間も「ホテル」に宿りて、舟に残れるは余一人ひとりのみなれば。
( )は私の書き込みです。
この文を当時は読み進むことができませんでした。読み始めた日は断念したのですが、
幾日か置いてふたたび挑戦しました。そうすると、ふと何かを掴めたと思ったらすらすら読めたのです。そして、鴎外の文体の美しさに、「舞姫」を読むときはつい声を出して読んでしまうようになりました。
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説明文や新聞の記事や取り扱説明書を読めるようになることも、もちろん大切です。
私のように大人になってから本に出会うのも悪くはないのかも知れませんが、できるものなら、子どもたちには、文学の世界にできるだけ早い時期に出逢い、その世界をたくさんたくさん知ってほしいと思います。
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研究授業 体育 一年生 5月29日
- 公開日
- 2025/05/29
- 更新日
- 2025/05/29
1年
今日は、社会に続き、体育でも研究授業がありました。体育は8つの内容に分かれています。きょうは、「C 陸上競技」の授業でした。
A 体つくり運動
B 器械運動
C 陸上競技
D 水 泳
E 球 技
F 武 道
G ダンス
H 体育理論
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生徒会 食べプロ 5月29日
- 公開日
- 2025/05/29
- 更新日
- 2025/05/29
特別活動・クラブ活動
昨年度から、生徒会が独自で取り組んできた「食べプロ」。6月2日から始まる全員喫食の給食のため、「食べプロ」は今回が最後となります。
たくさんの生徒が思い思いの場所でお弁当を食べていました。
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研究授業 5月29日 社会科
- 公開日
- 2025/05/29
- 更新日
- 2025/05/29
2年
社会科は、3分野に大別され、学習の目標と内容が設定されています。
①地理的分野 ②歴史的分野 ③公民的分野
今日の授業は、①地理的分野で、南西諸島(沖縄)についての学習でした。
授業者の先生は、指導力向上をめざし、教育センターの指導教官による授業観察と指導助言を受けました。
公立の学校では、定期的に研究授業(教育センターが派遣する専門指導員による指導助言)を行い、常に教師としての総合的な力の向上に努めています。
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登校風景 5月29日
- 公開日
- 2025/05/29
- 更新日
- 2025/05/29
学校百景
+2
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今日の一言 5月28日 音楽とともに その2
- 公開日
- 2025/05/28
- 更新日
- 2025/05/28
校長雑感 一隅を照らす
テーマ曲を決めて、いつもその曲を聴きながら旅行をしよう!そんなことを決めて旅行をし始めた、最初の長旅でした。まだ、音楽を生業としていたころ、長靴型のイタリアのふくらはぎ辺り、スロヴェニアの国境に面した街にコンサートで行くことがありました。住んでいたところは、ドイツ・フランクフルト。その町からから、どんどん南へ、アルプスを越え、イタリアに入りベネチアを通りすぎて、トリエステまでの、長い長い道のりでした。その道すがら聴くことにしたのは、スメタナの歌劇「売られた花嫁」でした。「売られた花嫁」は、その序曲が特に有名で、オーケストラのコンサートのアンコールで演奏される、華やかで技巧にとんだ曲です。この有名な序曲に続き、次々と演奏されるアリアの数々は、どれも素晴らしく、楽しく飽きることがありません。そのころの私は、ドイツ国内のどこかの歌劇場で演奏することを夢見て、日々研鑽を積んでいる身でもありました。オペラを聴くことも、ある意味で勉強で、歌劇場で演奏されるオペラはすべて手の内に収めようと頑張っていました。旅行に行くときも、どうせなら、オペラをと、この歌劇を選んだのだと思います。今でもこの曲を聴くと、アルプスの風景や、ベネチア、南ヨーロッパを強く感じるトリエステの海岸と断崖絶壁に聳えるお城などなど、目に浮かびます。いつも音楽がともにある、そんな生活でした。
***音楽を仕事としなくなった後も、音楽はいつも側にありました。日本に帰って学校で働くようになっても、音楽は私の近くにあり、子どもたちの周りに常にありました。音楽は、人にとって生きる喜びだけにとどまらず、生きるために必要な存在ではないかと思います。「学校で学んでいることは役に立つのか?」という問いが、”学び”の評価基準であるかのように言われることがあります。戦争や疫病の流行などで、世の中が物騒になると、生きることで精いっぱいになります。一日一日を生き延びることが最重要になります。そこまでの危機的状況でなくても、世情が不安定になり、未来に不安を感じ始めると私たちは余裕がなくなってきます。役に立つことに集中しようと思うのでしょうか。最近、生きることに直結しない「芸術・文化」より、生命を維持するための「社会」について語られることが多くなってきているような気がします。単純な「役に立つか・立たないか」が、価値判断の基準に使われているのではないかと、少し寂しく思います。***子どもたちには、喜び・うれしさ・楽しさをたくさん感じてほしいですね。 -
給食 全員喫食に向けて 5月28日
- 公開日
- 2025/05/28
- 更新日
- 2025/05/28
給食
給食室から教室までの経路は決まっています。右側通行でお互いにぶつからない配慮が必要です。これまではぶつかることもなく、”⇒”の必要性はあまり感じていませんでした。支援学級の先生からユニバーサルデザインの視点から、全校にの廊下に大きな白い”⇒”を描く提案がありました。みんなで一緒に考え、工夫しながら、より安全安心な学校環境を目指します。
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今日の一言 5月27日 音楽とともに
- 公開日
- 2025/05/28
- 更新日
- 2025/05/28
校長雑感 一隅を照らす
土曜日・日曜日に学校にいることがあります。先生たちがいない時間、校長室には音楽が流れています。遠く離れた日本でも、ドイツやイギリスなどヨーロッパのクラシック専門のラジオ放送の受信ができることを、数年前に知りました。時差は7・8時間。大阪は朝ですが、放送では「今晩のプログラムは・・・」と言ったり、お昼過ぎに聴くときは、「おはようございます。今日はいい天気になりそうです・・・」と言ったりしています。ちょっとした、旅行気分を味わことができます。家族がまだドイツにいるので、彼らのことを考えたりもします。不思議な気分です。****私は中学生のときに音楽が好きになりました。強烈な出会いがあったのは、、中学校2年生、ウイーンフィルの来日公演(1975年)です。テレビから流れる、NHKの夕方の天気予報。その後に突然、聴いたことがない音楽が聞こえ始めました。「今日、ウィーン・フィルの来日公演のため、名指揮者カール・ベームが来日しました」というアナウンスとともに流れていた音楽は、ブラームスの交響曲1番の3楽章です。今でも、はっきりと覚えています。そのころ、風邪をこじらせ、ひどい熱が出て、何日も学校を休んで寝こんでいました。枕元には、ラジカセ。実況放送の録音を繰り返し聞きました。音楽の授業以外で聴いた、初めての本物の演奏に衝撃を受けて、音楽のとりこになった瞬間でした。来日公演で演奏されたシューベルトの交響曲5番。モーツアルトの後期交響曲、フルート協奏曲。ヴェルディの運命の力序曲。憑りつかれたように聴きました。これらの曲を聴くと、音だけではなく、聞いていた時の映像や感情まで思い出します。繰り返し聞いた当時の曲は「風邪で寝ている時の布団からの部屋の様子」とともに思い出されるのです。不思議な感覚です。それからというもの、想い出には、映像といっしょに音楽が・・・、音楽には映像が・・・、ついてくるようになりました。私の音楽がともにある生活が始まります。美しいものに囲まれていきたいと思い始めたのもこのころだと思います。皆さんはいかがでしょうか?(写真 ブラームス)
※中教研 音楽部会を終えて、音楽の出会いについて考える