堺市立殿馬場中学校

26日 殿中生応援団 部活動編その6

公開日
2021/07/26
更新日
2021/07/22

殿中生応援団  部活動編

 野球やサッカー、バスケットボールなどには、ゲームを進行する上でのルールがあることはみなさんもよく知っているはずです。両方のチームがそのルールを守ることでゲームが成り立ちます。
 たとえばサッカーで、片方のチームがボールを手でコントロールすれば、試合は全く成り立ちません。サッカーは、手が使えない競技であるからこそ、脚でボールをコントロールする技術が磨かれ、感動するような素晴らしいプレイが生まれます。手が使えないという困難なルールがサッカーの特徴であり、それを克服してプレイすることに大きな意義があるのです。
 バスケットボールは、あの小さなリングにボールを入れることに魅力があります。バスケットゴールのリングがもし直径1mもあれば、ゴールすることは容易くなります。しかし、簡単にゴールができ過ぎて魅力がなくなります。小さなリングにボールをシュートしなければならないからこそ、技術が磨かれ、素晴らしいプレイが生まれるのです。
 以上のように、一つ一つのルールがるからこそ、そのスポーツの特性が生かされ、そのゲームが楽しめます。だから、スポーツマンとしてルールを尊重するのは、当然のことです。

 さて、ルールを尊重することの意義を知ったうえで、それぞれのスポーツのスポーツマンシップに関係する例を示します。
●大リーグでは、後半に大量リードしたチームが盗塁をすることは、あまり評価されません。
●サッカーでは、相手チームの選手が倒れたときに、攻撃側のチームの選手は故意にボールを蹴りだすことがあります。
●バスケットボールでは、接戦で迎えたゲームの終盤では、シュートしようとするプレイヤーに対してディフェンスが意図的にファウルをしてフリースローに持ち込ませることがあります。

 それぞれの競技には、伝統と文化があることも知っておきましょう。自分が楽しんでいる競技をよく理解することが大切です。