堺市立殿馬場中学校

22日 殿中生応援団 部活動編その2

公開日
2021/07/22
更新日
2021/07/22

殿中生応援団  部活動編

 前回は,「スポーツマン」の意味が「良い仲間」であるということを紹介しました。さらに今日は、「真のスポーツマンとは」について考えていきます。
 表題に示したように、結論から言うと、

「ある人が真にスポーツマンであるかどうかは、勝負に負けたときの態度でわかる。負けたときに素直に負けを認め、それでいて頭を垂れず、相手を称え、意気消沈せずにすぐに次に備える人が真のスポーツマンだ」ということです。

 スポーツをしているとわかると思いますが、運動部員の人は、毎日暑い日も寒い日も、黙々と練習に励んでいます。しかし、練習をしたからといって、いつも勝てるわけではありません。負けるときもあります。私も経験がありますが、あの負けたときの悔しさといったら、言葉で表せないほどの気持ちになります。「あれだけ、努力したのに」「あのプレイがなかったら、勝っていたのに」「審判が悪かった」など、さまざまな気持ちがわきあがり、自分の中で負けを認めることができなくなります。大きな大会で負けるほど、その悔しい気持ちは大きくなります。
 しかし、そんなときにこそ、上に示したような態度で接することがスポーツマンである証なのです。逆に、なかなかそういう態度を示せないからこそ、その態度を示せる人が、真のスポーツマンなのです。

 たとえば、高校野球にしても、本当に最後まで負けない学校は、全国でたった1校だけです。あとのすべての学校は、どこかで負けて悔しい思いをするのです。ほとんどすべてと言っていいほどの学校と選手が負けと悔しい思いを経験します。
 つまり、スポーツをするということは、常に負けと隣り合わせなのです。負けることを経験しながら、スポーツに取り組んでいるのです。
 負けたときの自分の態度は、どうですか。ブツブツ文句を言っていませんか。一流選手ほど、文句を言いません。なぜか。理由は,文句を言っても自分が成長しないことをよく知っているからです。
 みなさんも真のスポーツマンをめざしましょう!
 (ピアノや絵画など文化的活動をしている人にもあてはまると思います。活動をしていたら評価されないときもあります。努力しても入賞できないときもあります。そこでその原因を他のところにもっていかないことです。それがGood Loserです。)