8/6(木)平和記念式典
- 公開日
- 2026/08/06
- 更新日
- 2026/08/06
学校紹介
核兵器をめぐる情勢が厳しさを増す中,広島市の松井市長は平和宣言で,「多くの為政者は現実的な対応として核抑止力に依存し続け,暴力を肯定する国際社会が出現し,核兵器のない世界は遠のくばかりだ。」と懸念を示し,「市民社会は一日も早い核兵器廃絶を願っている。」と訴え,若い世代に対して,「平和のために日常生活の中でできることを実践し,自らの思いを発信することで,行動の輪を広げていってほしい。」と呼びかけました。そして,子ども代表の2人は,「私たちには,被爆体験を直接聴くことができる最後の世代として,当時の記憶を事実として受け止める使命があります。一人一人の小さな行動が,平和への後押しとなります。」と,「平和への誓い」を述べました。以下に前文を掲載します。ぜひ,お子さんと一緒に読んでみてください。
もしも「大切なもの」が一瞬で消えてしまったら、どんな気持ちになるのでしょうか。
私たちが笑い合っているときにも、尊い命が失われている現状があります。
今もどこかで、当たり前の日常がうばわれています。
ぼろぼろになった制服。
黒く焦げたお弁当箱。
それは、当たり前の毎日を生きていた証(あかし)です。
昭和20年(1945年)8月6日、午前8時15分。
たった一発の原子爆弾が、人々の暮らしを、人生を地獄に変えました。
髪は焼けちぢれ、全身の火ぶくれが破れ、火傷(やけど)した皮膚が垂れ下がった人々。
「痛いよ。苦しいよ。」
「助けて、お母さん。」
「死にたくない。」
「助けてあげられなくてごめん。」
死んでしまうつらさ、生き続ける苦しみは、想像することさえ恐ろしいことです。
私たちには、被爆体験を直接聴くことができる最後の世代として、
当時の記憶を事実として受け止める使命があります。
目をそらさず、知ろうとすること。
悲しい現実でも向き合うこと。
そこには、「生きたかった人々」、「生き続けた人々」の思いがあります。
私たちには、広島のこどもとして、行動する責任があります。
相手の気持ちを想像し、意見の違いがあっても認め、受け止めること。
平和への思いを、自分なりの方法で表現すること。
一人一人の小さな行動が、平和への後押しとなります。
平和とは、誰かからあたえられるものでなく、世界中の人々で創り上げるものです。
こどもである私たちも、その一員として平和への一歩を踏み出します。
かけがえのない「大切なもの」を、確かな希望を、未来へ届けるために。
令和8年(2026年)8月6日
こども代表 広島市立高須小学校6年 柿崎由宇(かきざきゆう)
広島市立高南小学校6年 河野和希(こうのかずき)