堺市立北八下小学校

9/5(月) 台風接近

公開日
2022/09/05
更新日
2022/09/05

校長室から

今日のテレビ朝会でお話したことを紹介します。

みなさんおはようございます。
皆さんも知っているように,台風が近づいてきています。
熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びます。
この熱帯低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(風力8)以上のものを「台風」と呼びます。
風が強くなると,熱帯低気圧と呼んでいたものを,台風と呼ぶようになります。
さて,今回の台風ですが,
先週からずっと本州の南方の海上にいました。
ゆっくりゆっくり西の方へ向かいながら進んでいました。
そして,日本から離れていったような進路をとるのですが,今度は北の方へ進路を変え,先島諸島を横切って,九州や本州に近づいてきます。
近畿地方へは明日,6日に最も近づく予報が出ています。
この予報図からもわかるように,近畿地方から中心が遠く離れていますが,この台風の中心気圧が低く,とてもエネルギーをもった台風なので,雨風の影響はあります。
天気予報の情報を見ながら,気を付けなくてはなりません。
校長先生は,この台風の進路がなぜ「Vの字」になるのかな?と不思議に思いました。
調べてみると,
今回の場合,もう一つの熱帯低気圧が近くにあって,その影響で南の方へ進路をとって,そのあとその熱帯低気圧と一緒になって,進路を変えて,いつもの台風の進路になったということだそうです。
二つの熱帯低気圧や台風が近づくと,影響しあって,複雑な進路をとる現象を「藤原の効果」と呼ばれています。
藤原咲平という人が,1921年に見つけて発表したそうです。
今から100年前に見つけられたそうです。すごいですね。
先週もお話ししましたが,昔から天気予報があって,どんどん分かるようになってきています。これから先も進んでいくと思います。
でも,予報に絶対はなく必ずしも予報が当たることはこれから先もないと思います。
そして,台風が被害をもたらすからといって,台風をなくさせるようなこともできないでしょう。
今回の台風は勢力は強く,台風が通る近くのところは心配されますが,近畿地方から少し離れていて,こちらの方には,それほど大きな被害はないと予想されます。
でも,今後,近畿地方を通るものやもっと大きな台風がやってくるかもしれません。
そのとき,そのために自分はどうしたらよいのかを考えてみてください。