堺市立北八下小学校

8/29(月) 自分で考える大切さ♪

公開日
2022/08/29
更新日
2022/08/29

校長室から

今日のテレビ朝会でお話したことを紹介します。

夏休み期間中に,天気予報をよく調べることがあったのではないでしょうか?
今では,1時間ごとの予報が3日分細かい地域ごとのものや,10日間予報または2週間予報などが詳しく出るようになってきました。
校長先生が子どものころはインターネットもなく,テレビや新聞から天気予報を得ていました。新聞だとかなりやや遅れた情報になりますね。テレビでも,天気図からの天気概況の説明,日本の各地方,近畿地方の府県の天気予報ぐらいでした。
気象衛星が打ち上げられ,かなり詳しく雲の様子が分かるようになってきて,降水確率というものが発表されるようになってきます。
そして,観測所が増え,多くのデータが集まり年ごとのデータも蓄積されるようになります。コンピュータの性能もよくなり,データの解析がより進むようになってきます。また,データが集まると新しい発見があったり,それぞれの地域の土地独特の天気の変化もわかってくるようになります。
今では,1時間以内の天気は,ほぼ的中するようになってきました。
便利ですね。
でも校長先生は少し残念だなあと思うことがあります。
それは,天気の変化を自分で考えなくなってきているのではないかということです。
天気図を見ると,1日後,2日後の大まかな天気は予想することができます。また,気温であったり,風向き,風の強さもある程度は予想できます。
風の様子や空の様子から天気を予想していました。
校長先生自身も,台風が近づいてきたとき以外は天気図をあまり見なくなってしまいました。
天気予報だけではなく,便利になった分だけ,物事を自分で考えることが少なくなってきているような気がします。
情報をうまく収集して活用することは大切ですが,物のしくみを知って自分の力で考えることはもっと大切だと思います。
例えば,インターネットやパソコンに頼るのでなく,実際に見たり,本や辞書を使って調べたり,ノートに書いたりすることがいいと思います。
便利さの中で失われていることもあることを知ってもらえたらよいかと思います。