堺市立北八下小学校

7/20(水) あゆみと夏休みの行動目標

公開日
2022/07/20
更新日
2022/07/20

校長室から

終業式にテレビを通して子どもたちにお話したことを紹介します。

今日,担任の先生から「あゆみ」をもらいます。
あゆみには,先生からの言葉があり,みなさん一人一人への思いが込められています。
勉強,教科でがんばったことだけでなく,友だちへのやさしさ,思いやり,当番活動などでみんなのためにがんばったことも書いてありました。
素晴らしいです。担任の先生はみんなのがんばりや一人一人のよさをよく見ていただいています。
当番活動や友だちへのやさしさ思いやり,学校をきれいにする心,物を大切にすることなど,みんなと同じことをがんばってして,世界の大きな舞台で活躍していることを勝ち取った人がいます。
アメリカメジャーリーグで活躍している野球選手の大谷翔平選手です。今シーズンもすごい成績を残しています。
大谷翔平選手が,ごみ拾いをしていることが,昨年よく紹介されていました。
ごみを拾うとみんなが気持ちよく過ごすことができますね。他の人がしないようなことを大谷選手はしています。
どうして大谷選手が,ごみを拾っているのかというとそれは,高校時代に書いたこの目標達成シートというのにあります。5年生,6年生は5年生の道徳の授業で,「夢を実現するためには」というところで学習しましたね。覚えていますか?
大谷選手は自分の夢として「ドラフト1位で8球団から指名される」とシートの中心に書きました。このように書き出すことで,「そこに行き着くためにはどうすればよいのか」が見えるようになってきます。その中で,八つの「少し先の目標」を書いています。
さらに,それぞれの少し先の目標に8つの「行動目標」を書いています。
今日は,「運」をつかむための大谷選手が書いた8つの「行動目標」を紹介します。
「あいさつ」「ごみ拾い」「部屋そうじ」「道具を大切にあつかう」「プラス思考」
「応援される人間になる」「本を読む」「審判さんへの態度」とあります。
先生方がみんなへの通知表の言葉に掃除のことであったり,当番,委員会でのがんばりを書いてくれていましたね。その掃除をすること,当番活動,委員会活動で頑張ることを,大谷選手は,「運」をつかむための行動目標にしています。
校長先生は,これを見て,「運」をつかむためにどうしてそうするのかな,疑問に思いました。
「運」をつかむために,「あいさつ」「ごみ拾い」「部屋そうじ」「道具を大切にあつかう」といった行動がどうして「運」につながるのでしょうか?
「運」というものは,人にとって平等にやってくるもので,運がいいときは必ずあります。でも,運が巡っている,チャンスがあると気づかないとせっかく自分のところにやってきた「運」をつかむことができません。「ゴミ拾い」というのは,そのチャンスを見つける訓練をしているのかもしれません。
それとも,「人からの信頼につながり自分にチャンスが巡ってくる」「ゴミを拾うこと自体が『運』を拾うことになる」と考えているのかもしれません。
いずれにせよ,大谷選手は「運」につながることを意識して行動化することで,自分に「運」が回ってくるようにしています。ここがすごいと思いました。
みなさんは,夏休みの目標を立てましたか?ぜひとも,自分の夢を実現させるための夏休みの「目標」そして,「行動目標」を立ててみてください。
例えば,「あいさつを家族にする」「部屋そうじ,家の掃除を手伝う」「洗濯物をたたむ,片付ける」「整理整頓」「1日最低2時間の勉強をする」「2学期の漢字を覚える」といったことです。自分で目標を立ててやってみましょう。
きっといいことがありますよ。