堺市立家原寺小学校

今日から9月♩

公開日
2025/09/01
更新日
2025/09/01

校長室より

全校朝会でお話したことを紹介します。 

今日から9月です。9月は昔の言い方で長月(ながつき)です。このころになると少しずつ夜が長くなってくるので長月となったという説と,稲がよく成長して穂が長くなってくるので長月になったという説があります。

24節気では,今は「処暑」です。処暑の意味は「処」は“おさまる”や“とどまる”という意味があります。「処暑」は“暑さがいったん落ち着くころ”をあらわす言葉なんです。

でも今年はまだ暑い日が続きそうです。猛暑日となる日がまだまだ出てきそうです。

さて,校長先生がうれしい気持ちになったお話をします。それは,始業式の日に5年生の人たちが,「自分たちの稲に水をやってくれて,世話をしてくれて,ありがとうございました。」と言ってきてくれたことです。

校長先生は,きちんとお礼を言ってくれることがうれしかったのですが,それよりもうれしかったことがあります。それは,夏休みの期間中,稲のことを思っていたのだなということがわかったからです。

稲を育てるためには,土づくりから始めなくてはいけません。そして,田植えですね。田植えをしたときは本当にこれで大丈夫なのかなあと感じるくらい小さくてひょろひょろしていました。それが1学期が終わるまでに成長してきて,さらに夏休みの間は見ることができなかったのが,今では稲穂になろうとしているところが観察できるようにまで生長しました。それを見て,よかったという思いがあったので,感謝の気持ちを校長先生に伝えてくれたのだと思いました。稲を育てている学習が自分のものになっているなあと思いました。

去年は,5年生は今の6年生が稲を育てているのを見ています。自分たちもそれをするんだと下の学年は見てくれています。次は自分たちの番だと,それよりいいものにしていこうと頑張ります。下の学年の人たちは,上の学年の人がどのように取り組んでいるのかを見ています。そのようにして家原寺小学校の中で次の人へと受け継がれていくのです。

特に6年生は,小学校の最高学年として,修学旅行や連合運動会など,小学校卒業に向かって様々な行事があります。一つ一つをいいものにして,下の学年の人たちのあこがれとなるようになってほしいと思います。