8/25(月) 始業式のお話 夏の高校野球から♩
- 公開日
- 2025/08/25
- 更新日
- 2025/08/25
校長室より
2学期始業式でお話したことを紹介します。
校長先生が子どものころは,高校野球を見ていました。同じ世代の選手が,自分にはできないことをしている姿にあこがれたり,頑張っている姿に元気づけられたりしました。
今では,昔ほど見なくはなりましたが、少しは見ています。最後まで勝ち上がったチームは素晴らしいのですが,それぞれの都道府県の代表のチームもよく頑張っていました。
校長先生は,ある選手に注目しました。その選手は,生まれたときから,左手の指が欠けています。
打つときは左手はバットを握るのでなくそえて,ほとんど右手一本で打っていました。守って投げるときは,右手で取って,素早くグローブを外して,また右手で投げることをしていました。本当にすごいと言いようがありません。
その選手は,インタビューで,アメリカメジャーリーグでも,片手の一部が欠けていても活躍した選手がいたというお話を父親から聞いて,驚き,すごいと思い,自分でもできるかなと希望が見えたと言っていました。
「自分もできるかな」と思うことから行動に移すことがすごいですね。
左手の指が欠けているというハンデを克服するために,そのグローブの付け替えやかバッティング技術を向上させ,とてつもない努力を積み重ねたと想像できます。
甲子園に出場するどの選手も,最後まであきらめないで全力をつくして,そして試合に集中してとっさに判断して行動しています。
その裏には,努力を積み重ね,鍛えぬいているからこそ表現できるものであると考えます。選手たちから学ぶべきものはたくさんあるように思います。校長先生も元気をもらいました。
さて,2学期がいよいよ始まりました。学校行事もたくさんあり、自分を大きく伸ばしていける機会、みんなで喜びを分かち合える機会がたくさんあるのが2学期です。6年生は特に最高学年として,小学校生活最後の集大成としての行事があります。みんなで「がんばった」「やった」ということが感じることができるように取り組んでください。他の学年の人も2学期はこれから実り季節を迎えます。作物が実るのと同じように,みんな一人ひとりの成長を得ることができます。
家原寺小学校のみんなで,この2学期,健康に気をつけて元気に,楽しく取り組んでいきましょう。