堺市立家原寺小学校

田植えの季節 米作り♪

公開日
2025/06/02
更新日
2025/06/02

校長室より





































全校朝会でお話したことを紹介します。




6月になりました。6月を別(昔)の言い方で、水無月といいます。

昔の水無月は、今でいう6月の下旬から8月の上旬にあたるので、暑くて水がなくなる季節という説もありますが、無という字の意味はなく、「な」は「の」の意味があって、水無月は水の月という意味があるという説が有力です。雨がよくふる月、田んぼに水を引く時期、だから水の月、みなづきとなっているのではないかと考えられています。

この土曜日、日曜日に外に出かけることがあって、田んぼを見ると水が引いてあったり、もう田植えが終わっているところもあったりしていました。季節、時期、気候に合わせて、農作物を作っているのだなあ思いました。

稲作の歴史をたどると、稲は日本では自然に生えているものではなく、人の手で大陸から伝わりました。いつごろ、どんな風に伝わったのかは、いろいろな遺跡から考えられることがありますが、はっきりと分かってはいません。でも稲作と日本の歴史の関わりはとても深いものがあります。社会科の勉強をしていくと日本とお米、稲作が人々の暮らしと本当によくかかわってきたのかがよくわかります。

家原寺小学校の5年生では、学校の中で、自分たちで稲を育てて、大きくなっていくのを観察していきます。そして、最後には収穫して、白いお米という形にして、それを炊いて食べるところまでします。6年生の人たちはよく覚えていると思います。うまく育たなかったり、できた米を精米するのにも大変だったりしました。5年生が育てている様子を見ると、去年のこと思い出すのではないかと思います。5年生の人たちはこれから稲を育てていきます。1年生から4年生の人たちも、5年生になったらおそらく稲を育てると思います。生活科や理科の時間に植物を育てる学習がありますが、その学習が5年生になったら生きてきます。

これから、田んぼを見る機会があると思います。季節の変化とともに、成長する様子を見てもらえるといいかと思います。