堺市立英彰小学校

語彙ってなに?

公開日
2023/05/01
更新日
2023/05/01

校長室

 新年度が始まって早くも1か月経ちました。新しいクラスの友だちや先生にもだいぶ慣れてきたのではないでしょうか。そして、学習の方も順調に進んでいると思います。今日は、5月1日ということで「語彙(ごい)の日」だそうです。「語彙」とは何かというと、「言葉」のことです。国語辞書には、6万〜10万語の言葉が載っているそうですが、それらはすべて語彙です。学校、校舎、帽子、かばん、くつ、ノート、鉛筆といった物を表す言葉もあれば、まじめ、おとなしい、のんびり、がんばり屋、おこりっぽいなど人の性格を表す言葉だったり、気分がいい、まんぞく、落ち着く、きんちょう、はずかしい、はらが立つなど気持ちを表す言葉もありますが、これらもすべて語彙です。ある調査によれば、小学校に入学したころ(6歳)で5000〜6000語、中学校入学時(13歳)では3万語くらいの語彙の量を持っているそうです。みなさんは、どれくらい語彙、言葉の力がついているでしょうか。学校の学習で一番大事なのが語彙・言葉の力をつけることではないかと私は思っています。国語だけではなくどの教科でも必ず語彙・言葉を使います。そして、頭の中で何かを考える時も語彙・言葉を使って考えています。語彙が少ないと深く考えることができません。自分の気持ちのコントロールも苦手になります。頭の中で言葉を使って今の気持ちを整理しなければいけないからです。語彙・言葉の力というのは本当に大事です。本を読むとたくさんの言葉に触れて語彙の量を増やすことができます。だから読書は大切なのです。また、いろんな人と会話をするのもいいと思います。覚えた言葉をどんどん使ってください。たくさん遊んだり経験したりすることも言葉の力をつけるのに役立つかもしれません。GW後半も読書をしたり、様々な経験を通して楽しみながら語彙・言葉の力をつけてください。
 という話を朝会でさせていただきました。