最新更新日:2024/12/10 | |
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幼児教育実践交流セミナー(第1回)
令和6年度は、新たなメンバーで幼児教育実践交流セミナーを行っています。施設間交流を中心に、理論学習と往還させたセミナーとして開催。「園内研修を活性化し、保育が楽しくなるセミナー」をテーマに掲げ、学び合いを行っています。2年間の中で、セミナー参加者に公開保育(ちょこっと公開保育)を実施していただいたり、保育参観後にドキュメンテーションを作成し、共有したりするなど、様々な就学前教育・保育施設の先生同士が互いの保育について知り、学び合いながら、保育の充実や保育力の向上をめざしています。
6月25日には、第1回幼児教育実践交流セミナーを行いました。 はじめに、担当指導主事から幼児教育実践交流セミナーの趣旨説明や公開保育(ちょこっと公開保育)についての説明をしたあと、自己紹介と自園の良いところや園内研修の情報交換を行いました。 それから、常磐会短期大学の中村妙子准教授から「〜思考を「見える化」引き出す園内研修〜パート1」と題して、ご講演いただきました。 参加者からは、「より良い教育・保育をめざすために、気軽に話せる同僚性をはぐくむことが重要と再認識した。」「園内研修で、短い時間でもお互いが学べる職場環境を作っていくことが大事だと感じた。自園でも積極的に行っていきたい。」「ちょこっと公開保育に参加して今後の保育にいかしていきたい。」「園内研修を保護者にも 発信するよう考えていきたい。」などの感想がありました。 第2回幼保小合同研修会
第2回幼保小合同研修会は、8月30日、9月3日・5日の3日に分けて、区別で実施しました。
担当指導主事から、架け橋期のカリキュラムについて文部科学省の動画コンテンツを交えながら説明しました。また、近隣の幼児教育施設と小学校で構成したグループで、持ち寄ったドキュメンテーションをもとに話し合ったり、幼児期の学びを生かした生活科の単元について考えを出しあったりしました。 就学前教育・保育施設の先生方からは、「ドキュメントシートで具体的な姿を見せながら、小学校と園で話し合うことができて、カリキュラムの改善にむけてのいい機会になった。」「園での遊びが小学校での取組とつながることを感じ、子どもの発想を大切にしながら、主体的に遊びや学習に取り組めるような教材選びや、環境作りをしていきたいと思った。」「近隣の小学校との連携を、まずは教員同士の交流等を深めていきたいと思った。」 また、小学校の先生方からは、「学びに向かう子どもたちの様子を写真やイラストを交えて聞くことができ、就学前でのいろんな経験が小学校での学びにつながることを改めて感じた。」「幼保との繋がりを意識して、低学年の取り組みを行っていくことが重要であることを周知していきたい。」「就学前教育・保育施設での子どもの学びを大切にしながら『接続』を意識した取組を引き続きしていきたい。」などの感想がありました。 幼児教育研修
8月22日(木)教育文化センターで「幼児期の教育・保育における遊びを通した学び」と題し、名古屋学芸大学教授 津金 美智子氏からご講話いただきました。この研修は小学校の先生方の参加もありました。子どもの姿から幼児期の学びの特性や遊びを通して学ぶとはどういうことか、わかりやすくご教授いただきました。
就学前教育・保育施設の先生方からは、「大人が一方的に教え込むのではなく、心動かされる体験の中で感覚的に学ぶことを保育の中で重視したいと思った。」「子どもの気づいたことに耳を傾けて今後はこどもと同じ目線で発見を楽しめるようにしたい。」「園で遊びに没頭する経験も小学校の学びの力へと繋がっているということを発信していきたい。」また、小学校の先生方からは、「子どもの姿を事例を通して見取っていくことでどの場面でどんなことが育っているのかがよく分かり、繋がりを捉えやすかった。」「幼児期の教育を理解することで、よりよい小学校教育へとつながっていくと思った。スタートカリキュラム作成や生活科の授業づくりで生かしていきたい。」「自発的な活動としての遊びを通して育まれてきたことを教えていただき、学びの連続性を意識した教育内容や指導方法を工夫していきたい。」等の感想がありました。 幼児の運動能力を高める運動遊び研修会
8月1日(木)、関西大学人間健康学部教授 谷所 慶氏と大阪国際大学短期大学部幼児保育学科准教授 玉井 久実代氏のご指導で、堺市と関西大学との地域連携事業の一環として「幼児の運動能力を高める運動遊び研修会」を関西大学堺キャンパスにて開催しました。前半は、谷所教授からの講義を通して子どもの動作の発達と幼児における運動遊びの重要性などについて学びました。後半は玉井准教授から実技を通して幼児の運動能力を高める運動遊びについて学びました。
参加者からは、「自主的な遊びが子どもたちの将来の運動能力に関わる重要性を改めて感じた。」「運動遊びが、子どもにとって「やってみたい」と心ときめく楽しいものになるようにしていきたい。」「実技研修で学んだ、「ピヨピヨさん体操」「じゃんけん遊び」などは、お帰り前の空いてる時間やほんの少しの時間で保育に取り入れることができると思った。」等の感想がありました。 幼児教育研修
7月30日(火)ソフィア・堺で、「子どもの発達と造形活動について」と題し、元大阪信愛学院短期大学 客員教授 舟井 賀世子氏からご講話いただきました。実際の絵画などを見せていただきながら、発達段階に沿った造形活動について学びました。また、参加者自身でも描いて隣の方と話し合いながら理解を深めることもできました。
参加者からは、「導入や助言、ほめ方などについて詳しく知ることができ、実際の保育の中で活用できそうな学びがあった。」「その子の絵を読み取ることの大切さだけでなく、環境・経験・発達段階の要因を踏まえた専門的な視点で捉えることの大切さを学ばせていただき大変勉強になった。」「今回の研修を受けて早く子どもたちと絵を描きたいなと思うようになった。」等の感想がありました。 令和6年度 堺市立幼稚園(研究実践園)における公開保育(4)
7月10日(水)堺市立みはら大地幼稚園
■研究テーマ 「つながり」「響きあう」環境構成のあり方 〜3・4・5歳児の発達を見通して〜 ■公開 4歳児クラス 指導助言 堺市幼児教育アドバイザー 藤澤 悦子 先生 4歳児の自発活動で、砂や泥、水と関わって「砂で3段ケーキを作りたい」「もっとウォータースライダーを長くしたい」など、子ども達が願いをもって、したいことをお友達と協力しながら遊んでいる様子が見られました。それまでの遊びが継続し、明日はこうしたい、今日はこんなことが楽しかったというようなこども達の振り返りの場面も公開しました。 その後の討議会では、保育の中での気づきを通して、保育者の関わりや子どもの育ちについてグループで話し合いました。最後に、堺市幼児教育アドバイザーの藤澤先生からご助言をいただきました。 令和6年度 堺市立幼稚園(研究実践園)における公開保育(3)
7月2日(火)堺市立白鷺幼稚園
■研究テーマ 学びに向かう力の土台を育む 〜写真から見えるつながり 育ち合い〜 ■公開 3・4・5歳児クラス 指導助言 大阪大谷大学 奥薗 みどり 特任教授 3・4歳児は、園庭等での自発活動の様子、5歳児は、小学校のプールに入り、自分たちで作ったいかだやいるか等が浮かぶか試す様子が見られました。保育後には、遊びのなかに見られた学びや育ち、子ども同士のつながりや育ち合いについて、当日の写真を見ながらグループで話し合いました。 最後に、大阪大谷大学の奥薗特任教授から、子どもたちが「やってみたい」と思える環境づくりについて、それぞれの年齢に応じて、大切にしたいことを教えていただきました。また、子どもの中に何を育てたいのか、教師が子どもの姿をしっかりと捉え、見極めることが大切であり、見えにくいものを見えるように可視化して説明できるような保育の専門性や質の向上が重要であることを学びました。教師によって見方や捉え方が違って当然であり、それぞれの意見を柔らかい心で受け止めることが、カリキュラムマネジメントとなり、よりよい保育につながると教えていただきました。 令和6年度 堺市立幼稚園(研究実践園)における公開保育(2)
6月11日(火)堺市立津久野幼稚園
■研究テーマ 「やってみよう!」心動かし主体的に活動する子どもをめざして 〜幼児理解と環境づくり〜 ■公開 3・4・5歳児クラス 指導助言 大阪大谷大学 奥薗 みどり 特任教授 午後からの自発活動の様子を公開しました。裸足になって砂場や築山で水を流し、水や土の感触を存分に楽しみながら遊ぶ様子や、色水や泥団子づくりを繰り返し楽しむ様子、友達とイメージを共有しながらごっこを楽しむ様子などが見られました。自分の好きな遊びを見つけ、「やってみよう」と意欲的に楽しんでいました。保育後には、グループに分かれて、主体的に活動する姿や心動かす援助や環境構成について話し合いました。 最後に、大阪大谷大学の奥薗みどり特任教授から、幼児理解は教師理解から始まり、職員同士が互いを尊重して対話をし同僚性を育むことで、それぞれの教師のよさが引き出され、子どものよさを引き出すことにも繋がることをお話いただきました。子どもの姿や変容を捉えながら、遊びの過程を振り返り、幼児理解に基づいた評価を行っていく大切さも教えていただきました 第1回幼保小合同研修会
第1回幼保小合同研修会は、6月7・14・20日の3日に分けて、区別で実施しました。
初めに幼児教育担当指導主事から、「幼保小の架け橋プログラムについて」の説明をしました。次に、堺市立泉ヶ丘東中学校区こども接続検討委員会から「地域で育てる『未来を切り開く東中っ子』をめざして」と題して実践報告がありました。 それから、近隣の幼児教育・保育施設と小学校で構成したグループで、「幼児期の育ちと学びを基礎としたスタートカリキュラムとは」について話し合いました。小学校の先生からは「各校のスタートカリキュラムを実践する中で、幼児期の学びが生きていると感じた子どもの具体的な姿」について、幼児教育・保育施設の先生からは、「各施設での取組や5歳児のカリキュラムで意識していること」について話してもらい、それぞれ活発な意見交流がありました。その後、小学校どうし、幼児教育・保育施設どうしに分かれ、スタートカリキュラムや5歳児のカリキュラムの振り返りを行いました。 参加者からは、「近隣の幼稚園、保育園の就学までに育ってほしい姿やそのための取組みを知ることができとても参考になった。自園でも取り組んでいきたい。」「近隣の小学校、保育施設のグループ交流では園で身につけてきた生活面や遊び込む意欲などが学校での生活につながっている話が聞けてとても安心した。」「小学校交流で授業体験をさせていただいているがそれ以外でも接続に繋がることがあれば良いなと感じた。」「また、幼稚園を見に行きたいと思った。」「具体的に子ども達の姿を伝えていただける機会があったことは日々の保育の振り返りと今後の課題や目標となった。」「こども園等が実践している内容を知り、入学までに培ってきた気づき・感性が遊びの中から生まれてきていることを学べた。」「就学前教育・保育施設の先生方が、『年長さんになったら自分のことはやってみよう』と育てられていると知り、小学校でも「困ったことがあるときは言ってね」と声をかけながら子どもたちが自分のことは自分でできる環境をつくっていきたいと思った。」といった感想がありました。 第2回も同じグループで話し合いを進める予定です。是非、引き続きご参加ください。 令和6年度 堺市立幼稚園(研究実践園)における公開保育(1)
5月30日(木)堺市立みはら大地幼稚園
■研究テーマ 「つながり」「響きあう」環境構成のあり方 〜3・4・5歳児の発達を見通して〜 ■公開 3歳児クラス 指導助言 常磐会短期大学 中村 妙子 准教授 園庭での自発活動の様子を公開しました。砂や色水、遊具などさまざまなものに触れながら友達と遊ぶ姿が見られました。そして、保育後には、環境構成や子どもたちのかかわりの様子などについてグループで話し合いました。 最後に、常磐会短期大学の中村准教授から「安心できる居場所づくり」や「子どもたちの思いが実現できる場」「何度も試行錯誤しながら遊びを展開し、挑戦し続けることができる環境」が子どもたちの育ちに繋がることをお話しいただきました。 幼児教育研修
5月17日(金)、堺市教育文化センターで、大阪大谷大学 教授 小田 浩伸氏をお迎えし、「多様なニーズのある子どもの理解と支援について〜子どもや保護者の困り感に寄り添うために〜」と題してご講話いただきました。
子ども支援において大切にしたいことや子どもが安心できる・やる気のでる集団づくりなどについてミニ対話も交えながら研修を進めました。 参加者からは、「事例をたくさん出して話をしていただいたので、とても分かりやすかった。特に、子どもと大人の物事の見え方の違いについての話がとても興味深く、常に子どもの目線に立って関わることが大切だと感じた。」「子どもへの声のかけ方で『よく見て、聞いて』は、実際に体験してみて分かりにくいものだと実感した。今後は、明瞭、簡潔を意識して伝えていきたい。」「主体性について詳しく知ったことで、子どもたちに必要な力や保育者自身が主体的に動くことの大切さを学ぶことが出来た。子どもたちの自己肯定感を高められるように、具体的に認めたり褒めたりしていきたい。」「『配慮のいらない子どもはいない』という言葉がとても印象に残った。みんなが過ごしやすい、『保育のユニバーサルデザイン』を意識しながら子どもと関わっていきたい。」等の感想がありました。 |
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