最新更新日:2024/10/04 | |
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令和4年度 第3回幼保小合同研修会
2月7日(火曜)、オンラインで第3回幼保小合同研修会を開催しました。
まず、こども接続検討委員会(東陶器こども園・東陶器幼稚園・東陶器小学校・西陶器小学校・福田小学校)より、泉ヶ丘東中学校区こ幼小接続の取組について実践報告がありました。互いの教育・保育について知り、学ぶ機会を持つことからはじめて、相互参観や討議会を重ねていったこれまでの取組と今後の展望をお話しいただきました。 そして、その報告を受けて、参加者でブレイクアウトセッション(グループ討議)を行いました。参加者からは、「顔を合わせ、協議する中で互いの教育への疑問点が明確になり理解しようとする姿勢が深まっていくことがよく分かった。」「保育授業参観や討論会、幼児教育の手法から繋げる小学校での学びの取り組みはとても興味があり、地域の小学校との接続を行っていきたい。」等の感想がありました。 その後、鳴門教育大学大学院学校教育研究科 木下光二教授から「幼児教育と小学校教育との円滑な接続に向けて〜発達や学びをつなぐ接続カリキュラム(スタートカリキュラム等)を考える〜」と題してご講演がありました。参加者からは、「今取り組んでいるそれぞれの活動を基本に、一緒に活動する中で子どもたちの学びを探っていき、それをカリキュラムに落とし込めばよいというとてもシンプルな具体例は大変学ぶところが大きかった。」「『幼小の連携は、互いの違いを知ることから始まる』といったお話や、『授業改善のヒントは、幼児教育にある』といったお話に、幼児教育に携わる者として、身の引き締まる思いがした。」「幼児期は『またやりたい』という気持ちを大切にする。幼児期に遊び込める子どもが就学後に学び込める子どもになる。遊び込める子どもになるように『集める保育』ではなく『集まる保育』を意識して、環境設定をしていきたい。」等の感想がありました。 幼児教育実践交流セミナー(第2回)
令和5年1月19日(木)、第3回幼児教育実践交流セミナーを行いました。
はじめに、かなおか保育園の園長先生はじめ、先生方から「かなおか保育園の園内研修と取組について」講話をしていただきました。園の保育理念をどのように職員で共有し、体制づくりを行うか、その工夫は様々です。今回は、かなおか保育園の園内研修の取組や実践から学び「職員が楽しみながら研修に参加できる工夫がされている」「子どもの心の動き“わくわく”の追いかけ方がとても勉強になった」などの感想がありました。 グループ討議では、「園内研修の時間をつくるのが難しいが、キャリア別にすると話が盛りあがるかも。」「若い人が意見を出せるようにしたい。付箋方式はいい方法だと思った。」など、各園での悩みの共有や新しい視点の交流が進みました。 その後、常磐会短期大学の中村妙子准教授から「幼児教育の質向上に向けて〜幼児教育実践交流セミナー参加の先生方に期待していること〜」と題して、ご講話をいただきました。 参加者からは、「様々な立場の教員と学び合いながら、保育を楽しく改善していけるよう努力したい。」「『ちょこっと公開保育』を楽しみにし、自園にも取り入れていきたい。」などの感想がありました。 令和4年度 第2回幼保小合同研修会
1月10日(火曜)、堺市教育文化センター(ソフィア・堺)で第2回幼保小合同研修会を開催しました。
小学校92校、就学前教育・保育施設121園が参加し、前半は、大阪大谷大学教育学部 小田浩伸教授から「支援を要する子どもの就学に向けて〜子ども理解に基づく支援方法と学校園全体での支援に向けて〜」のご講演があり、多様なニーズのある子どもの理解と支援に関して、教育・保育における合理的配慮とUD(基礎的環境整備)等について、幼小の連携の重要性とともに学ぶことができました。 後半は、就学前教育・保育施設が小学校別のブースを回るという形式で、情報交換会を行いました。園での子どもの活動から小学校での教育活動への円滑な接続が行えるように交流を進めることができました。 参加者からは、講演では、「幼児期から就学を見通した支援の仕方や集団作りについて、ポイントを押さえながらわかりやすくお話していただき、参考になりました。」「子どもの成長を見届けるためにも小学校以降と連携していくことが大切なので、進めていきたい。」「多様なニーズがある子どもが増えてきている今、保育のカリキュラム等も見直していく必要がある。」等の感想がありました。また、情報交換会では、「子どもたちがスムーズに就学に向かえるようサポートしていきたい。」等の感想がありました。 2022年度関西大学との地域連携事業 幼児の運動能力を高める運動遊び研修会「保護者と子ども対象の講習会」
令和4年12月10日(土曜)、堺市と関西大学の地域連携事業として、西区のしあわせの丘こども園の皆さん(4歳児の親子対象)と講習会を開催しました。大阪国際大学短期大学部幼児保育学科の玉井久実代准教授から、親子で体力アップにつながる楽しい運動遊びの紹介があり、とても温かい雰囲気のなか、親子でコミュニケーションをとりながら楽しく体を動かし、縄跳びを使った遊びや参加者のみんなでつくる遊びをして、多様な動きの獲得につながる運動遊びについて知ることができました。
講習会中、子どもたちは、忍者になったり、何かをイメージしたりしながら遊びましたが、子どもたちの「楽しい、もっとしたい」の気持ちを膨らませながら、用具や場、かかわり方、言葉がけを工夫することで動きのレパートリーも増え、子どもの運動能力の向上につながることを学びました。 普段は経験しない動きを取り上げるなどの工夫により、子どもたちの生活や遊びのなかで自然に体づくりをすることができます。体の基本的な動きをバランスよく総合的に身に付けることができるよう取り組んでみてください。 2022年度関西大学との地域連携事業 幼児の運動能力を高める運動遊び研修会「保護者と子ども対象の講習会」
11月19日(土曜)、堺市と関西大学の地域連携事業として、北区のふくろうの森学園にて講習会を開催しました。大阪国際大学短期大学部幼児保育科の玉井久実代准教授から、親子で体力アップにつながる楽しい運動遊びの紹介があり、参加してくださった皆様と存分に体を動かす時間を共有することができました。とても温かい雰囲気のなか、親子でコミュニケーションをとりながら楽しく体を動かし、つもり遊びや親子鬼ごっこなどをして、多様な動きの獲得につながる運動遊びについて知ることができました。
幼児の運動能力を向上させるためには、遊びを中心とした身体活動を生活全体の中に確保していくことが大切です。家庭等でも子どもの多様な動きの経験や、体の動きを調整する力などを高められるように、ぜひ運動遊びの工夫に取り組んでみてください。 教育相談事例研修(第2回)
11月8日(火曜)、教育センター企画相談課の藤田佑理子・高森美紗公認心理師を講師に、第2回教育相談事例研修を行いました。第1回の研修後に参加者からいただいた多くの事例に対して、具体的な考え方や、グループワークでの共有を通して対応の仕方などを学びました。
参加者からは、「自分の経験したような事例もたくさんあり、それにひとつひとつ解説を付けて支援方法をあげてくださったので、とても参考になった。また、グループワークもあり、他園の先生方とお話しする機会もあったので、様々な意見を聞くことができたので良かった。」「変化や結果がすぐに表れなくても、園児の表現や行動に言葉を添え続けることが、長い人生を見通した時にその子の糧になると信じて関わっていきたいと思った。」などの感想が聞かれました。 令和4年度 堺市立幼稚園(研究実践園)における公開保育(4)
10月31日(月)堺市立三国丘幼稚園
■研究テーマ「主体的に遊びや生活に向かう子どもをめざし て〜遊びを深める・広げる環境構成を 考える〜」 ■公開 3・4・5歳児クラス 指導助言 文部科学省初等中等教育局 横山 真貴子 幼児教育調査官 3・4・5歳児全てのクラスで保育を公開しました。子どもたちが自分の好きな場所で、安心して環境にかかわり、遊び込む様子が見られました。園からは、遊びの広がりや深まりを考えるために、その段階を可視化し、子どもの内面を読み取りながら日常的に記録をしているという話がありました。横山幼児教育調査官からは、保育は子ども理解から始まるとお話があり、子どもをよく見るということは、子どもから学ぶという姿勢を必要とすること、子ども中心の保育への転換と保育者の計画、評価、反省等の自覚的過程が必須であることなどのご示唆をいただきました。 参加者からは、 ・園児が自分で遊びを見つけて主体的に遊んでいる、職員が協力しながら全体を見て流動的に動いている、禁止の声かけがほとんどなく自由に遊べているなど勉強になった。 ・改めて子ども理解の大切さと見方、姿勢について考える機会になった。子ども理解のための「芽シート」が素敵だなと思った。 ・個別最適な学びを進めていくにあたり、保育者がどのように環境整備し、一人ひとりの幼児に声かけしていくのかを見せていただけた。 ・3歳から5歳の子どもたちの自発的な様子を見て、その行動を小学校になっても続けられるにはどうしたらいいか支援方法を考えていきたいと思った。 等の感想がありました。 令和4年度 堺市立幼稚園(研究実践園)における公開保育(3)
10月29日(土)堺市立白鷺幼稚園
■研究テーマ「小学校以降につながる学びのめばえ 〜主体的に遊ぶ姿から環境のあり方や 教師の援助について考える〜」 ■公開 3・4・5歳児クラス 指導助言 大阪教育大学 中橋 美穂 教授 3・4・5歳児の全てのクラスで保育を公開しました。これまでの遊びの続きができるように環境が整えられ、各年齢に応じて、一人ひとりが自分のしたい遊びを存分にしたり、遊びに必要なものをつくって遊びを進めていったりしながら楽しむ様子が見られました。討議会では、環境のあり方やどのように小学校につなげていけばいいのかについて交流を深めました。中橋教授からは、小学校に行っても自分の力を発揮して取り組めるような力を育てていくことや見通しを持った遊びの計画がカリキュラムマネジメントにつながっていくこと、ドキュメンテーションを通して保育の可視化を進めていくことなど多くのご示唆をいただきました。 参加者からは、 ・環境の大切さ、教師が環境の1つであること、異年齢のかかわりの中での育ちが重要であることなどを学んだ。 ・他園の保育を知ることができ、先生方とも交流でき、とても有意義な時間になった。 ・子どもたちがワクワクして明日もまたやりたいと思える環境とその援助について、今後も職員間で話し合い、考えていきたいと改めて思った。 ・先生方の子どもたちへの優しい言葉がけや見守りがとても勉強になった。 ・公開保育を見た後の意見交換の時間、講師の先生の講演内容がとても参考になった。 等の感想がありました。 幼児教育実践交流セミナー(第2回)
令和4年10月27日(木)、第2回幼児教育実践交流セミナーを行いました。
園内研修のための情報提供の後、グループに分かれて、「今までに取り組んできた園内研修の中で、最も学びが深かったのは、どのような研修でしたか?」という内容で話し合い、ワールドカフェ方式で参加者同士の共有を図りました。その後、常磐会短期大学の中村妙子准教授から「子ども理解〜ドキュメンテーション作成にあたっての留意点〜」と題して、ご講話いただきました。 個々に感じていたことを共有することで、どんな園内研修であると参加しやすいのか、学びが楽しくなるのかなど視点が広がり、実り多い研修となりました。 保育実践研修(オンライン)
8月9日(火曜)、鳴門教育大学大学院 学校教育研究科 幼児教育コースの佐々木晃教授から、「専門性を生かした保育の展開」と題して、ご講話いただきました。保育現場の視点から捉えた保育者の専門性や非認知能力の育成、今後求められる保育の在り方など、わかりやすくご示唆いただきました。
参加者からは、「『遊びは学び』『学びは栄養』の言葉が印象に残り、いかに楽しい遊び=美味しいごちそうを保育者が提供できるか、人生の楽しさを伝えていくことに深く納得した。子どもの言葉や行動に目を向け、記録をとることを少しでも意識し、継続させていきたい。」「非認知能力を育むためにも、ポジティブな言葉がけを心掛け、子どもの自己肯定感を高められるようにしていきたい。」などの感想があり、学びの多い有意義な研修になりました。 幼児の運動能力を高める運動遊び研修会
8月4日(木曜)、関西大学人間健康学部の涌井忠昭教授と大阪国際大学短期大学部幼児保育学科の玉井久実代准教授のご指導で、堺市と関西大学との地域連携事業の一環として「幼児の運動能力を高める運動遊び研修会」を開催しました。
前半は、涌井教授からの講義を通して幼児の運動機能の発達と運動のあり方について学びました。後半は、実技を通して、玉井准教授から幼児の運動能力を高める運動遊びについて学ぶことができました。 参加者からは、「調査結果や幼児の姿等を踏まえての講義がとても参考になり、数字や具体的な動作が示されていたので、援助のあり方についての理解が深まった」「じゃんけんやボール1つでも様々な動き・遊びに発展することができるのだと実際に身体を動かして学んだ。」「自分が実技をしたからこそ体を動かす楽しさを感じることができたので子ども達にも知らせていきたい。」と感想がありました。 幼児教育研修(オンライン)
7月28日(木曜)、関西大学の森田安徳先生から、「どの子も安心できる保育の方法」と題して、ご講話いただきました。特別支援教育の視点から幼児理解をふまえた保育者の援助やかかわりについて具体的事例を取り上げお話しいただきました。
参加者からは、「保育の中で、子どもに寄り添いながら子どもがどのようなことに興味があり、どのようにしたいのかを考え、気持ちを理解して接していくことが大切であると学んだ。」「具体的な子どもとの関わりの中での例を挙げながら話してくださったので、とてもわかりやすく、すぐにでも実践したい。」「様々な支援を行っていく中で、『できた』『もっとやってみたい』と感じられるように保育を考えていきたい。」「保育者間での役割分担や連携も大切であることを学ぶことができ、自分自身の改善点が見えて良かった。」などの感想が聞かれ、実り多い研修になりました。 教育相談事例研修(第1回)
7月7日(木曜)、教育センター企画相談課の藤田佑理子・高森美紗公認心理師を講師に、教育相談における基本的な考え方、子どもの見立てと関わり、保護者との相談等についての研修を行いました。
実際にペアになって、実習をしながら理解を深めていきました。この研修は2回連続研修で、次回は11月8日(火曜)に開催の予定です。 参加者からは、「具体的な説明とペアやグループでの実習があり、体験できたことでより一層相談方法が理解しやすかった」「その人の良さ(リソース)を見つける、見方を変えてみるという支援のヒントを学ぶことができた」などの感想が聞かれました。また、「子どもの姿を共有する方法や関係機関へつなぐ方法を他園ではどのようにしているのか知りたい」「保護者の思いを汲み取り、同じ思いで子どもの育ちに繋げられるような方法、アドバイスが頂けたら嬉しい」等、次回への期待も膨らむ研修となりました。 令和4年度 堺市立幼稚園(研究実践園)における公開保育(2)
6月28日(火)堺市立みはら大地幼稚園
■研究テーマ「育ちや学びにつながる3・4・5歳の遊びや 生活のあり方を探る〜(2年次)「楽しい!」 「もっと遊びたい」と思える環境とは〜 ■公開 3・4・5歳児クラス 指導助言 常磐会短期大学 中村 妙子 准教授 お天気に恵まれ、3・4・5歳児の全てのクラスで保育を公開しました。一人ひとりが存分に遊べるように、園の広い敷地を生かし、各年齢に応じて、感触遊び等を楽しむ様子が見られました。討議会では、環境構成と子どもの育ちについて、交流を深めました。中村准教授から、みはら大地幼稚園の素晴らしい自然環境のもとでの保育の振り返りとともに、子どもの姿から考える環境構成について、ご助言をいただきました。 参加者からは、 ・子どもが主体的に遊ぶ姿、そのための環境構成、職員の関わりや教育・保育に向かう姿勢が勉強になった。 ・幼児教育施設の種別を問わず参加者の考えが素敵でとても勉強になった。 ・グループ討議は、学びが多く、とてもよかった。 ・幼児が主体性を持つようにするには信じて待つことが大切だと知った。中村先生のお話を職員にしっかり伝えていきたい。 ・3・4・5歳児それぞれの発達に応じた遊びの環境づくりが参考になった。 等の感想がありました。 令和4年度 堺市立幼稚園(研究実践園)における公開保育(1)
6月21日(火)堺市立津久野幼稚園
■研究テーマ 「一人ひとりに寄り添い、主体性を引き出す 保育のあり方〜見取りの共有化と環境づく り〜」 ■公開 3歳児クラス 指導助言 一般財団法人発達支援ルームまなび 笘廣 みさき先生 当日はあいにくの雨でしたが、屋根があるテラスに環境を整え、色水遊びや泥遊び等、感触遊びを楽しみました。実際の保育を参観した後、幼児一人ひとりの見取りに応じ、保育者はどのように援助すればよいか、子どもたちの主体性を引き出すための環境のあり方について、グループ討議を行いました。笘廣先生からは、「園での合理的配慮」をテーマにご講演いただき、多様な子どもがいるなかで、有効な配慮・援助についてお話がありました。 参加者からは、 ・環境といっても幅広く、物的から人的まであって、細かな部分でたくさん配慮されているところを見ることができて勉強になった。 ・自分の園以外の保育の仕方や環境構成を見ることができて学びになった。 ・講話をお聞きして、合理的配慮、一人ひとりの発達に即した指導について園内で話し合いたいと思う。 ・他園の公開保育を見ることにより、さらに良い点を学び、取り入れることができるので、引き続き参加したい。 ・子ども理解の為の工夫が素晴らしい!小学校でも参考になる。 等の感想がありました。 |
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