最新更新日:2024/10/04 | |
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小学校理科教材研修3年「風やゴムの力のはたらき」
令和4年6月1日(水)、堺市教育センター(ソフィア・堺)において、小学校理科教材研修3年「風やゴムの力のはたらき」を実施しました。
はじめに、学習指導要領から「風やゴムの力のはたらき」の指導内容を確認しました。 次に、風やゴムの力で動く多くのオモチャを実際に動かしたり飛ばしたりして、子どもたちの感じる楽しさや気づきのヒントなどを体感しました。 また、送風機や発射台を用いて、動く車の移動距離を測定する実験を行いました。 結果を表に記録しグラフに書くことで、風やゴムの力と動いたキョリの関係が視覚的に理解できることを考えてもらいました。 受講者からは「単元の指導の見通しが立ちました。大人が体感してこんなに楽しく学習できたので、理科の次の授業が楽しみです」「どういう考えを柱にして授業すればよいのか、実感できました」「当たり前に知っていることでも、実際に実験して結果を数値で表すことで、確かな知識が身につきそうだなと思いました」などの感想が寄せられました。 教育センター 能力開発課 科学教育グループでは、これからもこのような研修を通して先生方を支援し、子どもたちの科学的な問題解決の力を養っていきたいと考えています。 小学校理科教材研修4年「電気のはたらき」
令和4年4月20日(金)と25日(水)、堺市教育文化センター(ソフィア・堺)において、小学校理科教材研修4年「電気のはたらき」を実施しました。
まず、小学校理科での電気単元の系統性について考え、3年「電気で明かりをつけよう」の学習内容を確認しました。 次に、モーターを使ったおもちゃづくりで簡単扇風機を作り、気づきや疑問から問題を見いだし、問題を解決していく単元全体の展開について考えました。 子どもたちは、プロペラの回転の向きや、風が動く向きに気づいたり、もっとプロペラを速く回したいと考えたりすることから「回路を流れる電気の向きとモーターの回る向きとの関係」「電池の数とモーターの回る速さとの関係」に着目します。子ども主体の問題解決活動を進めるためにどのような実験が有効であるのかを具体的に体験し、考えてもらいました。 受講者からは「単元全体の指導のイメージができました」「教材研究を深くできて、大変得しました」「電気のはたらきの単元だけでなく、理科全般の授業の進め方が分かりました」などの感想がありました。 教育センター 能力開発課 科学教育グループでは、これからもこのような研修を通して先生方を支援し、子どもたちの科学的な問題解決の力を養っていきたいと考えています。 中学校理科スキルアップ研修「生物分野」
令和4年5月17日(火)、堺市教育センターにおいて、中学校理科スキルアップ研修「生物分野」を実施しました。
今回は、教科書どおりでは成功しにくい3つの観察実験を取り上げました。 まず、ムラサキツユクサの花粉管の顕微鏡観察を行いました。寒天培地の砂糖の濃度や乾燥させないことが重要ですが、受講者全員、花粉管の伸長の様子を観察できました。 次に、二重混合染色液(中学校理科第11グループの先生方が1989年に研究発表)を使って、ネギの根の先端の顕微鏡観察を行いました。これも受講者全員、分裂途中の様々な細胞を確認できました。 最後に、マイクロチューブを使って、だ液のはたらきを調べる実験を行いました。これは、教科書で新しく取り上げられている方法なので、今回研修で行いました。 受講者からは、「大変楽しく参加することができました。授業で使えそうなことばかりで助かります」「花粉管の実験を今までやったことがなかったので、やってみたいと思います」「花粉管があんなに早く伸びることを知ることができて良かったです」「マイクロチューブを使ったことがなかったので参考になりました。授業で行ってみたいと思います」などの感想がありました。 教育センター科学教育グループでは、これからもこのような研修を通して先生方を支援し、子どもたちが科学的に探究する力を養っていきたいと考えています。 小学校理科教材研修3年「チョウを育てよう」
令和4年5月12日(木)13日(金)、堺市教育文化センター(ソフィア・堺)実験室1において、小学校理科教材研修3年「チョウを育てよう」を実施しました。
研修では、堺自然ふれあいの森のレンジャー北尾様に講師として指導していただきました。 第1部では、「学校教育と生物の飼育」について学びました。学習教材としての昆虫の意義、教育の場における飼育の意義について学びました。命をあつかうこと、昆虫が苦手な子への声かけなどについても教えて頂きました。 第2部では、「不思議で面白い昆虫の世界」について、学びました。昆虫の目、触角、成長の不思議について人間と比較しながら学びました。 第3部では、「チョウの飼育方法」について学びました。成長段階に応じたチョウの育て方、エサの与え方、飼育ケースの作り方などを実物と実践を交えて学びました。 受講者からは、「昆虫が少し苦手でしたが、今日の研修でかわいいなと思えるようになりました」「実物に触れることの大切さを学ぶことができました」「チョウを育てることや昆虫にすごく興味が湧きました」「今日、自分が興味をもったみたいに、子どもたちに伝えたいと思いました」などの感想がありました。 教育センター科学教育グループでは、これからもこのような研修を通して先生方を支援し、子どもたちの科学的な問題解決の力を養っていきたいと考えています。 中学校理科スキルアップ研修「電池とイオン」
令和4年4月22日(金)、堺市教育センターにおいて、中学校理科スキルアップ研修「電池とイオン」を実施しました。
最初に、生徒の興味を高める時計反応を演示しました。この反応は、ヨウ化物イオンに関係するもので、イオンであるかないかで性質が全く変わる例として紹介しました。 次に、マイクロプレートを利用した銅、亜鉛、マグネシウムのイオンへのなりやすさの比較実験、細い銅線に硝酸銀を一滴垂らすだけの銀樹の顕微鏡観察を行いました。これらの実験観察は、教科書記載とは少し異なりますが、薬品が少量で済むというメリットがあります。 その後、新しく学習することになったダニエル電池の実験を、硫酸銅水溶液、硫酸亜鉛水溶液を寒天培地にして実施しました。最後に、この硫酸塩寒天培地を作成する実習をしました。 受講者からは、「生徒が難しいと感じるイオン、電池のおもしろみを伝えられたらいいなと思いました」「化学分野は苦手なので、簡単に実施できる実験を学ぶことができて良かった」「特別な備品を購入しなくてもできる実験は、費用面でも助かります」などの感想がありました。 教育センター科学教育グループでは、これからもこのような研修を通して先生方を支援し、子どもたちが科学的に探究する力を養っていきたいと考えています。 小学校理科教材研修「6年 ものが燃えるしくみ」
令和4年4月13日(水)、20日(水)、堺市教育センターにおいて、小学校理科教材研修「6年 ものが燃えるしくみ」を実施しました。2回目の研修では、センターでの集合研修とオンラインでの研修とを併用して行いました。
研修では、まず学習指導要領解説から「子ども主体の問題解決活動」の重要性を確認しました。 次に、ものが燃えることと空気との関係に着目した問題意識を醸成するために、穴が開いていない空き缶や穴が開いた空き缶の中で割りばしを入れて燃やすなどの活動を実際に行い、問題づくりの工夫について考えました。 その後、「ものが燃えることと空気の入れ替わりや通り道にどんな関係があるのか。」「空気の成分の中でものを燃やすはたらきのある気体は何だろうか。」「燃焼前と燃焼後の空気の成分は変わるのだろうか。」という子どもの問題を解決するための検証実験を行いました。また、火気を扱う危険な活動や実験が多いので、その際の注意点について研修の中で具体的に考えてもらいました。 受講者からは、「実際に子どもたちと同じ実験ができたので、子どもの気持ちになって考えることができました。目の前の子どもに合った方法で指導しようと思います。」「教科書の実験の進め方で疑問に思っていたことがこの研修で解けました。」「安全面や注意した方がよいことを教えてもらい、とても参考になりました。」などの感想がありました。 教育センター科学教育グループでは、これからもこのような研修を通して先生方を支援し、子どもたちの科学的な問題解決の力を養っていきたいと考えています。 |
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