最新更新日:2024/12/10 | |
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中学校理科スキルアップ研修「できる!観察実験(生物編)」
平成30年5月18日(金)、堺市教育文化センター(ソフィア・堺)において、中学校理科スキルアップ研修「できる!観察実験(生物編)」を実施しました。
細胞分裂の観察では、まず、発根したネギの種子をうすい塩酸と酢酸オルセイン液の混合液に入れました。こうすることで、観察したい根の一部分が赤く染まり取り出しやすくなります。さらに、カバーガラスにろ紙をかぶせ、ずれないように気をつけながら『強く』垂直に押しつぶすことで、観察しやすくなります。 受講者からは、「うすい塩酸と酢酸オルセイン液を使うことは初めてでしたが、とても効果的な方法だと思います。」「言葉でいう『強く』の程度が分かりにくかったのですが、実際にやってみることでよく分かり、これからは自信をもって生徒への説明ができます。」などの感想がありました。 教育センター科学教育グループでは、これからもこのような研修会などを実施して先生方を支援し、子どもたちの科学的な見方や考え方を養っていきたいと考えています。 小学校理科主任研修研修会の前半では、先月行われた全国学力学習状況調査(理科)の問題から、今子どもたちに必要とされる資質・能力について考えました。 後半では、安全な理科室の管理・運営の実際について、具体的な例をあげながら研修しました。また、注射器を使った手軽な実験を通して、空気の重さについて考えました。 受講者からは、「全国学力学習状況調査の問題を読み解いていくことで、国のめざす方向 がよく分かりました。」「物に触れながら学ぶことが、理科を好きになるきっかけになると感じました。」などの感想がありました。 教育センター科学教育グループでは、これからもこのような研修会などを実施して先生方を支援し、子どもたちの科学的な見方や考え方を養っていきたいと考えています。 小学校理科教材研修会「4年 電気のはたらき」研修会では、学習指導要領から指導内容を確認し、この単元への入り方を考えました。 3年生で学習した「電気で明かりをつけよう」の復習として、豆電球を点灯させるところから始めました。次にモーターを使ったおもちゃづくりで、簡単扇風機を作り、気づきや疑問に結びつけ、そこから問題を作り、問題を解決していく流れを考えました。 子どもたちは、プロペラの回転の向きや、風が動く向きに気づいたり、もっとプロペラを速く回したいと考えたりするだろうと予想しました。初めに、子どもたちに関心の高いプロペラを速く回す方法を考えると、すぐに乾電池の数を2個に増やすことが考えられるので、そのつなぎ方を数多く考え、整理し、実験してみました。次に、プロペラの回転の向きについて考えました。そこでは、発光ダイオードや検流計も使いました。 受講者からは、「いかに子どもたちの疑問や発見から問題にもっていくかということで、参考になりました。」「10年前に4年生を担任しましたが、電気のはたらきについてはすっかり忘れていたので、実際に実験させていただいたり、安全面でのお話(ショート回路)について教えていただいたりと、とてもためになりました。キットを買わなくても、あるもので実験できるんだなあと思いました。その方が子どもたちも工夫することを学習できるのでいいなあと思いました。」「豆電球でソケット無しのときがおもしろかったです。実験が多くて楽しかったです。子どもたちにもたくさん実験させてあげたいです。」などの感想がありました。 教育センター科学教育グループでは、これからもこのような研修会などを実施して先生方を支援し、子どもたちの科学的な見方や考え方を養っていきたいと考えています。 |
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