最新更新日:2024/10/30 | |
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中学校スキルアップ研修・科学教育研修「科学的に探究する地球科学」
令和元年11月21日(木)、堺市教育文化センター(ソフィア・堺)において、中学校スキルアップ研修・科学教育研修「科学的に探究する地球科学」を実施しました。
研修会では、佛教大学の平田准教授の指導により、はじめに立体視で日本列島周辺の震源の深さを実感する実習を行いました。つぎに日本に関係する4つのプレートの動く方向から、山脈の成り立ちを考え、大阪平野に位置する上町断層帯やその周りの断層を使って大阪の地形を考える実習を行いました。最後に風水害のタイムラインについて学習しました。これ以外にも堺市を含めた公的機関のホームページの活用や地球科学分野での主体的・対話的で深い学びの例を教えていただきました。 受講者からは、「防災ガイドブックの活用など授業づくりのヒントがつかめました」「普段あまりイメージをしていない地球科学分野を深く知ることができました」などの感想がありました。 教育センター科学教育グループでは、これからもこのような研修会などを実施して先生方を支援し、子どもたちの科学的な問題解決の力、科学的に探究する力を養っていきたいと考えています。 ※参加者の了解を得た上で撮影した写真です。 小学校理科教材研修会5年「ふりこのきまり」
令和元年10月25日(金)、30日(水)堺市教育文化センター(ソフィア・堺)において、小学校理科教材研修会5年「ふりこのきまり」を実施しました。
研修会では、まず初めに小学校学習指導要領理科における理科の目標や指導内容の変更点を確認しました。 つぎに実験の条件制御に必要な「精度の高い測定」にするポイントを意識して実験を行いました。 受講者からは、「これまでは測定の方法があやふやでしたが、明確となりました。」「実際に予備実験ができ、必要なコトやモノがわかり、児童の目線に立って考えることができました。」「前回5年生を教えたときに、実験があまりうまくいかなかった理由がわかりました。」などの感想が寄せられました。 教育センター科学教育グループでは、これからもこのような研修会などを実施して先生方を支援し、子どもたちの科学的問題解決の力を養っていきたいと考えています。 ※写真をホームページで使うことについて、参加者の了解を得た上で撮影しています。 第71回堺市学校理科展覧会<産経新聞社賞>優秀賞45点の中から、さらに特別賞に選定された7作品を紹介します。 <産経新聞社賞>…環境に関する作品の中で最も優れたもの 浅香山中学校 第3学年 岡 隆一 さん 「脱プラッチック宣言」 海洋プラスチック、マイクロプラスチックが世界で問題となっています。 環境に配慮したプラスチックストロー等の代用品として、カゼインプラスチックに着目しました。強度を増すため、牛乳と豆乳の割合を考慮したカゼインプラスチックで、箸やスプーン・ストローを試作しました。 第71回堺市学校理科展覧会<朝日新聞社賞>優秀賞45点の中から、さらに特別賞に選定された7作品を紹介します。 <朝日新聞社賞>…最も創意工夫に富み独創的な作品 鳳中学校 第2学年 稗田 悠人 さん 「なぜ中学軟式野球ボールはB号からM号に変わったのか?」 近年進んでいる野球離れを食い止めるため、2018年から中学軟式野球ボールの規格が、よく反発するB号から硬式野球ボールに近いM号に変更になりました。 今回の変更で、軟式野球ボールは本当に硬式野球ボールに近づいたのか?地面の違いによる反発係数や、ディンプルの有無による飛距離の変化を確かめました。 第71回堺市学校理科展覧会<毎日新聞社賞>優秀賞45点の中から、さらに特別賞に選定された7作品を紹介します。 <毎日新聞社賞>…製作物の中で最も優れたもの 中百舌鳥中学校 第3学年 高橋 一貴 さん 「電車やトロリーバスの仕組みについて」 未来に向けた新しい仕組みの鉄道の実現について考え、この作品を作りました。 まず、これからの鉄道に必要なのは充電式電車だと考えました。そこで充電設備を含めた充電式電車の模型をつくりました。蓄電池にはコンデンサを使用し、適切な電圧を探し、電源を入れて30秒ほど架線から充電すると車止めまでのコースを走るようにしました。 つぎに、トロリーバスの模型も作りました。トロリーバスは道路をタイヤで走る電車のような車両です。架線から集電することにより重いバッテリーを積まなくてすむため、ディーゼルエンジンのバスよりも省エネだと考えました。模型では、架線や集電機器を針金で作り、電流を流すとモーターで走行するように作りました。 今回の研究から、これらの2つの鉄道方式はCO2削減のためにも役に立つことだと確信しました。 第71回堺市学校理科展覧会<読売新聞社賞>優秀賞45点の中から、さらに特別賞に選定された7作品を紹介します。 <読売新聞社賞>…研究物の中で最も優れたもの 赤坂台小学校 第6学年 登 洸三郎 さん 「アオスジアゲハの青の研究 〜りん粉転写とけん微鏡観察〜」 アオスジアゲハの青色部分はりん粉の色ではないことを確認しました。また、観察の手法として、りん粉転写によってりん粉を取り除くことで、下地やソケット(さや)を観察しやすくなることがわかりました。さらに、りん粉の有無による水はじき効果の違いを比べることで、りん粉が強いはっ水効果を持つことを確かめました。 第71回堺市学校理科展覧会<大阪府立大学長賞>優秀賞45点の中から、さらに特別賞に選定された7作品を紹介します。 <大阪府立大学長賞>…将来の研究に最も期待を抱かせるもの 泉北高倉小学校 第5学年 錦織 誉礼 さん 「めざせ!天気図の子 〜天気図から見た日本の天気〜」 2018年9月4日、大阪に強い台風21号がきました。とても強い風が吹き、大きな被害が出ました。私はその台風がきっかけで、毎日の天気の変化や様々な気象に興味を持ち、新聞にのっている天気図を1年間毎日切り取り、天気図と実際の天気の関係を調べました。 さらに、台風21号によってどうしてこんなに強い風が吹いたのかがわかるような模型を作ってみようと思い、低気圧や高気圧を高さにかえて表した3D天気図で、その気圧の低さや勢力の強さを表現しました。 第13期「堺・教師ゆめ塾」(第3回)塾生からは、「今回の講座を通して、自分の地元である堺についてまだまだ知らないことがたくさんあることを実感しました。また、茶の湯体験では、お茶を飲むだけでなく、お茶の点て方、茶室へ入る作法などその場でしか体験できないことをさせていただきました。作法1つ1つにも意味があり、直接お話を伺いながら学べたことは、教員になった時に具体的に子どもたちに伝えるための有意義な実習になったと思いました」などの感想がありました。 第71回堺市学校理科展覧会<教育委員会賞>優秀賞45点の中から、さらに特別賞に選定された7作品を紹介します。 <教育委員会賞>…食品衛生に関する作品の中で最も優れたもの 浅香山中学校 第3学年 岡 咲耶 さん 「化学飯 冷熱編」 炎天下で冷たいものを食べたいと思い、学校で習った吸熱反応、つまり化学反応で熱を奪うことを利用できないか実験しました。また、数種類の寒剤を利用し、温度がどれだけ下がるのかも確かめました。 実験結果をもとにして、炎天下で冷凍菓子や冷凍果物を作ることができました。 第13期「堺・教師ゆめ塾」(第5回)午前の授業実践力養成講座「道徳の授業づくり」では、はじめに教育センター 森嵜主任指導主事より、「道徳教育と道徳科の違い」について説明がありました。その後、錦小学校 山崎教諭より、「まどがらすと魚」という教材をもとに、模擬授業を通して道徳科の授業の組み立て方等について学びました。 塾生からは、「道徳の模擬授業を通じて、自分はどのようにして考える力を育てることができるのか、うそをつくことや正直でいることを題材に考えを深めていきました。まるで自分がクラスの一員になったかのように、自分の心に問い返し、振り返って考える時間がたくさんあり、交流の中で他の人の考えを知ることも実感しました。今回の講座では、『自分のこととして考えること』の大切さについて学ぶことができました」という感想がありました。 午後の人権教育講座では、「人権ふれあいセンターの大原主任より、「『人権』とは、人が人として当たり前の暮らしができること、自分も相手も大切にされていることである」という話がありました。その後、人権歴史館を見学に行き、冨田先生より、舳松の歴史について講話がありました。その後、見学や話を聞いて思った疑問点を塾生どうし出し合いました。大江先生、大原先生も加わり、疑問に答えていただきました。 塾生からは、「今回、舳松人権歴史館で同和問題について学び、将来教員になって、子どもたちに人権教育をするにあたって、『どんな時にも相手や当事者の立場に立って物事を考えることが大切であると伝えたい』と思いました。また、差別をしてもよいことが生まれることは絶対にないことを子どもたちに分かってもらいたいと思いました。自分で調べるのにも限界や間違った情報があるので、詳しい人や現場の人に話を聞き質問する機会があることは、より深い学びにつながる」という思いが出されました。 第13期「堺・教師ゆめ塾」(第4回)午前の教職教養講座「不祥事を起こさないために〜コンプライアンス〜」では、教職員人事課 上川管理主事の進行により、コンプライアンスとは何か、なぜ遵守しなければならないのか、教育公務員としての責任等について、さまざまな事例を通して学びました。 塾生からは「教員の不祥事について聞くとき、『してはいけないのになぜするのだろう』と疑問でした。心のどこかで私はしないと思っていました。しかし、今回の講座を受けて、不祥事は誰にでも起こりえるもので、子どもを思うからこそ親身になりすぎて起こることもあると知りました。教員をめざすものとして、求められる姿を意識し、それに近づけるよう努力し続けることが必要と感じました」という感想がありました。 午後の授業実践力養成講座「国語科の授業づくり」では、はじめに学校指導課 一塚指導主事より、「堺版授業スタンダード」の説明がありました。その後、教育センター 福岡指導主事と熊野小学校 天野教諭より、小学校の国語「大造じいさんとガン」という教材をもとに、「堺版授業スタンダード」に基づく授業の組み立て方について学びました。模擬授業を通して、子どもの考えを理解しながら、どのように授業づくりをするかについて考えました。 塾生からは「堺版授業スタンダードに基づく模擬授業を通して、子どもが考える問題解決型の授業について学ぶことができました。最も強く感じたことは、どんな活動においても児童に見通しを持たせることが重要であることです。なぜその活動を行うのか、どの様に行うのかを明確にすることで「考える」ことができる環境を設定できるのだと思いました。そのような場を与えられる教員になりたいです」という思いが述べられました。 第9回堺サイエンスクラブを実施しました。
令和元年10月5日(土)、第9回堺サイエンスクラブの活動として、堺高等学校を訪問しました。
サイエンス創造科では、銅と亜鉛で黄銅の合金を作る実験を行いました。自分の好きな柄をプレス加工した金属板の色が銅・銀・金と変化していく様子にサイエンスクラブ生はとても驚いていました。 科学部では、ソーラーカーを見学し、大会や製作のお話を聞きました。メカトロニクス部では、色々なロボットが動くようすを見学し、最後はロボット相撲を見せてもらいました。それぞれがプログラミングされた2つのロボットがぶつかり合い、とても迫力がありました。 身近な先輩として堺高等学校の生徒の皆さんや先生方から、科学やものづくりに対する見方・考え方を学ぶことができ、科学への興味関心をより高めることができました。 このような活動を通じて研究の基礎を学習し、堺から「未来の科学者」を育みたいと思います。 第71回堺市学校理科展覧会<堺科学教育振興会長賞>優秀賞45点の中から、さらに特別賞に選定された7作品を紹介します。 <堺科学教育振興会長賞>…最も生活に密着し実用的な作品 原山ひかり小学校 第6学年 宮本 明果 さん 「カビや細菌と身近な素材の抗菌作用について」 梅雨に入ってからつくった麦茶は、冷蔵庫にいれておかないとすぐにいたむようになった事がきっかけで、カビや細菌に興味を持ちました。 パンや寒天培地を使って、カビのはえやすい条件を調べたり、身近にある食材の持つ抗菌作用について実験を行いました。 第8回堺サイエンスクラブを実施しました。
令和元年9月28日(土)、第8回堺サイエンスクラブの活動として、大阪府立大学主催の「未来の博士」育成ラボ 「探究課題」発表会に参加しました。
未来の博士育成ラボ生が5グループに分かれて大学の研究室に入り、研究室の先生や大学院生の指導の下、それぞれのテーマで研究した成果を発表しました。 また、「未来社会をつくる」というテーマで大阪府立大学 高度人材育成センター長 高等教育推進機構 教授 松井利之先生の講演を聴き、日本が提唱する未来社会「Society5.0」においてどのような力が求められるのかを考えました。 堺サイエンスクラブの修了生である未来の博士育成ラボ生の発表を聞き、科学への興味関心をより高めることができたと思います。 このような活動を通じて研究の基礎を学習し、堺から「未来の科学者」を育みたいと思います。 小学校理科教材研修会「6年 大地のつくりと変化」
令和元年10月18日(金)、堺市教育文化センター(ソフィア・堺)において、小学校理科教材研修会「6年 大地のつくりと変化」を実施しました。
研修会では、まず初めに小学校学習指導要領理科における理科の目標や指導内容の変更点を確認しました。とくに地球領域の特徴的な「見方」である「時間的・空間的な視点で捉える」ことについて研修しました。 つぎに学習にともなう実験・観察を順に行いました。堆積岩の観察では、れき岩・砂岩・でい岩の根拠を持った見分け方を確認しました。火山灰の観察では、火山灰の手触りや観察前に火山灰を洗う理由を考えました。また、自然災害と防災についても取り組みました。 受講者からは、「毎回、来るたびに勉強になり、来てよかったと思います。」「自分自身、地学分野の学習が中学校でストップしていてとても不安でした。今回の研修をもとにして教材研究ができるので、自信をもって授業に臨めそうです。」「実際に実験・観察したことで、様々な気づきができました。子どもにも興味を持って取り組ませることができそうです。」などの感想が寄せられました。 教育センター科学教育グループでは、これからもこのような研修会などを実施して先生方を支援し、子どもたちの科学的問題解決の力を養っていきたいと考えています。 |
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