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堺市立上神谷支援学校

にわだに通信より

公開日
2020/05/08
更新日
2020/05/08

上神谷NEWS

 今月のにわだに通信は、来週には他の書類と一緒に郵送させていただきますが、一足先に校長の文章をHPに掲載させていただきます。

 春の陽気の高まりとともに鮮やかな青葉が目にしみいる季節となりました。
 国の緊急事態宣言が継続される中、堺市立学校園の臨時休業が5月31日まで延長されました。しかしやむを得ない場合の子どもさんの受け入れは引き続き行います。なお、分散登校による臨時登校日の設定については、決まり次第すぐにご連絡いたします。
 言うまでもなく本校の子どもたちは、程度の差こそあれ支援が必要不可欠な子どもたちです。今ご家庭での見守りが続いている中で、子どもたちに対して、感染することに十二分に気をつけながら、周囲にも気を配り、例えば公園に行くときでさえも他の人への迷惑など考えながら行動しなければならないという本当に大変な思いをされて日々過ごされていることを想像いたします。
 テレビでは、SNS上で多くの方が励ましのメッセージをあげているのを紹介しています。例えば女優の杏さんが子どもさんの前で「命はひとつ、人生は1回、だから命を捨てないようにね・・・」と歌っている動画や演出家の宮本亜門さんが呼びかけて600人余りの人々が『上を向いて歩こう』を歌った動画などは多くの共感を呼びました。
 それらのメッセージに共通するのは、人と人との結びつき、絆だと思います。新型コロナウイルス感染症対策として物理的な距離を開けるのは絶対に必要ですが、大事なのは人と人との心理的な距離はむしろ近づいて、みんなで困難に立ち向かおう、苦しいのはひとりじゃないと思う気持ちなのでしょう。
 私たちは、今子どもたちと会うことができないのだけれど、お母さん方の話を聞くことはできます。子どもたちの状況確認のため、適宜電話連絡を入れさせていただいていますが、子どもさんのことで、何か悩みがあれば遠慮なくご相談ください。決して一人で悩まないでください。私たちは一緒にがんばっていこうと思っています。