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堺市教育センター

小学校理科教材研修3年「電気で明かりをつけよう」

公開日
2023/12/01
更新日
2023/12/01

科学教育グループ

令和5年11月15日(水)、堺市教育センター(ソフィア・堺)実験室1において、小学校理科教材研修3年「電気で明かりをつけよう」を実施しました。

まず、暗い部屋の中で豆電球と乾電池とソケット付き導線を使って明かりをつけました。その明かりは、とてもきれいです。少しの工夫で子どもたちの学習への興味や関心、意欲を高められることを実感しました。
次に、指導内容や単元の系統性について確認し、「豆電球がつく時とつかない時の比較や問題意識の醸成」について、具体的な実験を通して考えました。
そして、単元における指導のポイントについて研修しました。
1つめは、導入の工夫です。自動車模型の豆電球が点いたり消えたりする様子を見たり、懐中電灯の中身を見たりすると、子どもたちがどんな疑問を持つのかを考えました。2つめは、事実の整理です。多様な事実をどのように整理すると、子どもたちが回路の意識を持つことができるのかを考えました。3つめは、仲間分けの工夫です。身の回りの物を、電気を通す物と通さない物に仲間分けする方法を考えました。
 受講者からは、「電気の学習の第一歩ということで、子どもたちが電気に興味をもてるような教材を作って考えさせていきたいと思いました。豆電球の仕組みなど知らなかったことが知れて良かったです。」「実際に実験をさせていただいて、指導のイメージができました。子どもの疑問から授業をつくっていきたいと思います。」などの感想がありました。

教育センター能力開発課 科学教育グループでは、これからもこのような研修を通して先生方を支援し、子どもたちの科学的な問題解決の力を養っていきたいと考えています。