今日の一言 4月22日 “神業”を支える“教育への熱い思い”
- 公開日
- 2024/04/22
- 更新日
- 2024/04/22
校長雑感 一隅を照らす
私の尊敬する先輩の校長先生のエッセイから抜粋です。こんな先生になりたいと思います。著者の勝本先生に許可をいただいております。ありがとうございます。
引用ホームページ
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https://nikke-edu.org/column/improvement/313/
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その学校に退職間近のK先生が教務主任(学校運営を企画推進する重要な立場)をされていました。ところが、その方は、教務主任をしながら自ら願って、特別支援学級の担任もされていたのです。その上、いつも元気いっぱいで嬉々とした振る舞いでした。自分の学級だけで精いっぱいの私からは見れば、まさに“神業”でした。
K先生の退職間際の3月、退職までに是非聞いておこうと思ったことがありました。それは、“神業”を支える“教育への熱い思い”でした。ある日の放課後、K先生が担任をされている特別支援学級の教室内で、「先生は、いつも、子どもたちをどのように思って接しているのですか」と伺ったところ、「私は、いつも子どもたちに、愛おしさを感じているのです。どんな子でもかわいいのです。抱きしめてあげたい心境なのです」との言葉が返ってきました。そして、教室内に掲示されていた特別支援学級の子どもたちの絵を、一つひとつ指さしながら、それぞれの絵の“よさ”をじっくりと語られました。その眼には、涙のようなものが光っていたのを覚えています。
さらに、若い私に“これだけは伝えておきたい”との思いで、次のような話をされました。