堺市立三国丘中学校

今日の一言 7月23日 夏休み版(1)子どもたちの笑顔のために、大人たちは自信と誇りを!

公開日
2023/07/23
更新日
2023/07/27

校長雑感 一隅を照らす

日本の先生たちは、なんて素晴らしんだろう!

2014年4月に、27年間のドイツ生活に区切りをつけ、日本(大阪市)に帰ってきました。最後の10年間は、ドイツ・ミュンヘンにある日本人学校(小中一貫校)の事務局長・理事として学校教育に携わっていました。日本全国から派遣された先生方とともに働く機会がありましたが、その教育実践や創り出す教育環境に、日本の先生方の素晴らしさを強く感じていました。ところが、日本では、保護者の皆さんや当の本人の先生たちですら、そのことに気づいていないようなのです。そして、自分たちはダメなんじゃないだろうか、とお互いを責めているように見えてしかたありませんでした。私が過ごした27年間、ドイツでは、日本の素晴らしさについて、ことあるごとに報道されたり、街中や子どもが通学する学校で日本人であると言うとリスペクトをもって歓迎されている感覚を味わってきたにもかかわらず・・・。
私は、帰国し、「ちがうよ!みんな素晴らしいよ!日本の教育はすごいんだよ!日本の在外での活躍や日本に対する信頼感は、この教育の下支えがあってこそなんだよ!」」と、学校現場で日本の先生たちや保護者の皆さんに伝えたいと思いました。

テレビでは、幸せを感じることができない子どもたちについて喧伝されています。本当ですか?
今、子どもたちの笑顔が曇りがちの様な気がして心配です。

子どもたちが笑顔になるためには大人たちが自信と誇りを持つことが何よりも大切との想いは強くなるばかりです。
(引用:ニッケ教育研究所 2021年秋号より)

https://nikke-edu.org/newsletter/290/

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これは、2021年にニッケ教育研究所の会報誌に寄せた記事のリード文です。
(文字数に制限があったので、紙面では言い切れなかったところを追加しています。)

大阪市の校長として8年を迎え時です。ここ堺市に来ても思いは同じです。
この記事から、「一隅を照らす」「成長の喜びと挑戦」「本当の自信」「真理を求める姿勢・誠実であること」を抜き書きしてみたいと思います。
(つづく)