今日の一言 2月の学校だよりから
- 公開日
- 2026/03/02
- 更新日
- 2026/03/02
校長雑感 一隅を照らす
学び始めよう!
〇意識して学び始めたのは、いつのことだったのでしょうか。
鮮明に覚えています。NHKの夕方の天気予報の後、一分程度放送された番組紹介。1975年3月。
カール・ベーム(歴史に残る名指揮者)とウィーン・フィルの来日公演の特番でした。
曲名も覚えています。ブラームスの第1番のシンフォニーの第3楽章。
いったい、この世界は何なんだ?!この人たちって何者?!
こんな世界でこんな人たちと一緒に生きることってできないのかな!
やってみたい!どうすればいいの、何から始めたらいいの!
中学2年の春を迎える季節、ほんの一瞬の出来事でした。
〇何者かでありたい!と思った瞬間から「学びが始まる」
思い描いた未来の自分の姿に、実現できるかどうかなど一切考えずに興奮しました。何者かでありたい!と強く願った、人生で初めての瞬間であり、意識して学び始めた瞬間でもありました。
中学生から大学生までの不安定な自分探しの時代には、本もたくさん読みました。学校の勉強からも学びましたが、偉人伝やサクセスストーリー物やノンフィクションから刺激を受けて憧れた人の考え方や服装や習慣まで模倣しようとしました。その中には今でもメンター的な存在で私を支えてくれている人物もいます。でも、このころは、夢・憧れという自分だけの世界のことでした。
〇大切な人を守りたい。社会の中で役に立ちたい。「学びの継続」
社会に出てからは、自分だけの夢や願望から関心の領域が大きく広がります。他者との関係性の中から生まれる願いや使命は、質の違うものです。「学び」に実効性や緊急性が求められ、その領域の幅も自ずと広がってきます。もっと知りたい、早く知りたい、役に立ちたい、学んだことを直ぐに実践したい。遠足の日の朝みたいなワクワクした気持ちが続いていた時期がありました(今もあまりかわりませんが)。入学や就職、結婚や家族ができたときなど、「学び」へのモチベーションが高まる瞬間は様々です。皆様も同じような経験をされていることと思います。
* * * * * * * *
三中生の中には、すでに意識して学び始めている子もいるでしょうし、“今”何かが見つかる瞬間を迎えようとしている子もいることでしょう。今年度も余すところあと僅かとなりましたが、学校は、子どもたちに「意識して学び」始める機会を与える場でありたいと様々な教育活動をしてきました。皆様からの感想も是非お聞かせください。来年度に向かって準備を始めて参ります。