昨日実施した全校朝礼の内容をまとめました。
朝夕はもちろん日中も随分涼しくなり秋の深まりを感じます。
将棋の藤井聡太8冠独占のお話と6年生の「連運」についてお話ししました。
今日のお話は二つです。
先ずは将棋で史上初の8大タイトル独占を果たした藤井聡太8冠(21=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖)のお話です。
藤井さんは中学2年生だった2016年に14歳2か月で四段に昇段し、史上最年少でプロ入りし、翌年の6月にかけて29連勝と、プロ1年目にして歴代単独1位の連勝記録を樹立します。その後、2020年には史上最年少で初めてのタイトルを獲得。さらに二冠、三冠、四冠と、タイトルの数を増やすたびに最年少記録を更新し、今年6月には最年少名人となり、1996年に羽生善治九段が成し遂げた「七冠」に並びました。その際には「温故知新」というテーマで朝礼でもお話しましたよね。そして今回の王座戦を制し、史上初となる「八冠独占」を成し遂げたのです。
このように、ちょうど藤井さんのデビューと校長先生が「校長」になった時期が重なりますので、中学校、小学校と折に触れ朝礼でお話しをしてきましたが、まさか6年後に「八冠独占」するとは本当に驚きと称賛の気持ちでいっぱいです。
藤井八冠の強さとは、簡単に言うと、「子どものころから好きなことに打ち込んだ」「たゆまぬ努力を続けた」「AIを取り入れた先進的な研究など向上心を忘れない」などが挙げられます。将棋というジャンルにとらわれず学校生活に当てはめて考えてみると学ぶべきところがいっぱいあると思います。ぜひ何かを感じ取ってもらえたらうれしいです。ちなみに校長先生は将棋は知りません。ごめんなさい(汗)また、勝ってもどんな地位についても常におごらず謙虚な姿勢も人気の秘密ですね。
二つ目のお話は「連運」のお話です。
先週の水曜日に6年生が「連運」に参加してきました。堺の半分の6年生3千人以上が集まっての運動会は圧巻でしたが、西小の6年生は練習の成果を存分に発揮してきました。
それぞれの種目では他校のお友達のすごさを目の当たりにした一方で西小の6年生が堺市レベルでも全然通用することや、トップの成績をとることもできました。世間の広さや自分の現在位置を知るという点においては本当に良い機会でした。そして、新たな目標や自信を深める契機ともなりましたね。
また、西小での運動会では紅白に分かれての応援でしたが、リレーや綱引きなど、クラス全体でお友達を応援できるのも新鮮でしたね。クラスの絆が一層深まったと思います
「連運」は今年で第72回を数えました。校長先生も約50年前に参加しましたが今でも記憶に鮮やかです。校長先生はリレーの第二走者で当時の他の3人のメンバーのことやレースの様子、競技場の雰囲気などもいまだによく覚えています。
このように、特別な体験はいつまでも記憶に残り、それらすべてが糧となり今後の君たちを支えてくれると思います。そうそう萩原天神駅まで30分かけて歩いたのもよい思い出になりましたね。(往復13000歩!)
それでは1年生から5年生のみなさん、頑張ってきた6年生にねぎらいの拍手をお願いします!
ありがとうございました。来年は5年生の番ですよ。みんなの活躍を今から楽しみにしています。