5/1(月) 子どものころ夢中になっていたもの♪
- 公開日
- 2023/05/01
- 更新日
- 2023/05/01
校長室から
今日の全校朝会でお話ししたことを紹介します。
私は、あるドラマを楽しみに見ています。
ドラマの主人公のモデルになった人は、実在の人物で牧野富太郎さんという方です。
牧野さんは、「日本の植物学の父」と言われ、日本の植物学のもとを作った人の一人です。
ドラマでは、子どものころからあらゆる植物に興味をもって、どんな名前なのか、どんな種類なのか、どのようにどんなところに育つのか、季節による違いはあるのかなど、植物を調べることばかりをしているところが描かれています。
子どものころに、興味をもったことが、その人の人生を作ったなんてすごいです。
それが、日本の植物学の研究の発展に大きくつながっていくのがすごいなと思いました。
子どものころに、興味をもつこと、夢中になったことが、仕事に直接つながっている人は、少ないと思いますが、そのことが、大人になったとき、ものごとを見ること、考えることに大きくつながっていると私は思います。
私の子どものころは、カラーテレビがようやく普及し始めた時代でした。私は、テレビに夢中でした。
どんな番組をよく見ていたかというと、ウルトラマンとか、ウルトラセブンの再放送でした。仮面ライダーもよく見ました。ウルトラマン、ウルトラセブンに出てくる怪獣の名前をすべて覚えていました。
ウルトラマンを通して、宇宙に興味をもったり、出てくる怪獣の武器や特徴、どこでどのようにして生まれたのかを知ったりすることから、自然現象、自然事象に興味をもつようになりました。
他によく見ていたのが、プロ野球中継でした。球場へもよく行きました。
プロ野球選手がとてもかっこよく見えました。
野球選手を調べる中で、選手がどんな成績を残したのか、どの選手がどこの出身でどのようにしてプロ野球選手になったのか、どんなことが得意なのかにも興味をもつようになりました。
私は今、ウルトラマンや怪獣、そして野球に関わる仕事もしていません。
でも今、思い出してみると、それが直接、今の仕事につながってはいないけど、昔に夢中になってみたこと、そこで感じたことが今の仕事に役立っていることがよくわかります。
大人の人はみんなそうじゃないかなと思っています。担任の先生やお家の人に、子どものころどんなことに興味をもって、どんなふうにしていたのかを聞いてみてください。
どんな風につながっているのが分かっておもしろいと思います。