堺市立家原寺小学校

6/3(月) 小学校で逆上がりをするのはなぜ?

公開日
2024/06/03
更新日
2024/06/03

校長室より

テレビ朝会でお話したことを紹介します。

今日は、6月になって初めてのテレビ朝礼です。
6月と言えば雨を連想する人が多いのではないかと思います。
6月を別の言い方で、水無月といいます。
あれ?雨が降るのに,水が無いなんておかしいなと思ったのではないかと思います。
無という字の意味はなく、「な」は「の」の意味があって、水無月は水の月という意味があるという説が有力です。
雨がよくふる月、田んぼに水を引く時期、だから水の月、みなづきとなっているのではないかと考えられています。
さて、昔あるテレビ番組で「どうして,小学校体育の授業で,鉄棒で逆上がりをするの?」ということに対して答えるものがありました。
答えは,「子どもたちに努力が報われる経験をして欲しいから」でした。
逆上がりは走ったり,物を投げたり,持ち上げたりする動きに比べて,日常生活ではあまりしないので,ほとんどの子どもたちにとっては初めは失敗して当然の難しい技です。
でも,逆上がりは,体重移動などのコツをつかめばできるようになって,努力を重ねる事で十分成功できるという面があるので,小学生が越えるハードルとしてはちょうどいいのです。すぐには成功できない逆上がりという課題に対して「どうすればいいのか?」と考えて乗り越える力が養われるのです。
皆さんは体育大会の練習を頑張りましたね。
暑くて,少ししんどいときもありました。でも,本番に向けて,一番かっこいい姿を,おうちの人に見てもらえるように,練習を頑張りました。そして,当日は本当によく頑張りました。
しかし,「逆上がり」ができないときもあります。できないことがよくないというわけではなく,頑張ったこと,できるように考えたことが,その人の「力」となっていくわけです。
毎日の学校生活,授業の中で,「できた」「やった」ということはもちろんですが,「考えた」「続けた」も増やしていきましょう。
それがみんなの成長となります。