天空には秋の星座、ペガスス座やみずがめ座が見られ、秋の星座の代名詞とも言われるペガススの四辺形を見つけてください。10月に引き続き11月も木星の観察の絶好期です。双眼鏡や天体望遠鏡のある人は、ガリレオ衛星(イオ・エウロパ・ガニメデ・カリスト)の動きを追ったり、木星の縞模様や大赤斑を観察してみましょう。「夜半の明星」と呼ばれる木星に続いて、東の空には冬の星座たちも次々と姿を表し、オリオン座や冬の大三角が昇ってきて、午前3時頃になると「明けの明星」の金星が東の地平線近くに明るく輝いて現れてきます。　11/3(金)宵の東の空から南東の空に見えていた木星がおひつじ座で衝となります。太陽ー地球ー木星がまっすぐに並び、一晩中観察できます。木星はー2.9等級と非常に明るく、月や人工衛星を除けば最も明るく、肉眼でもすぐに見つけられます。