5月の天体観測 その1
- 公開日
- 2023/05/01
- 更新日
- 2023/05/01
各教科より
5月は天球上に、「うしかい座」の【アルクトゥールス】、「こと座」の【ベガ】、「ぎょしゃ座」の【カペラ】そして「こいぬ座」の【プロキオン】の4つの星がひときわ明るく輝いてみられます。また、宵の明星(金星)も夕方、西の空に明るく輝いてみられます。
5/6(土)の未明から明け方にかけて、地球の影のうち、半影と呼ばれる薄い部分に月が隠される半影月食が起こります。食の始まりは0時14分ごろで、食の最大は2時23分ごろ、終わりは4時32分ごろで、食の後半は空が明るくなり月も低くなるので、見づらくなるので夜の0時から2時ころの観察が最適でしょう。 また、同じく5/6(土)みずがめ座η(エータ)流星群の活動が極大とらります。極大時刻は24時(夜の0時ごろ)と予想されているので7日の未明から明け方が見ごろとなります。上記の半影月食もあいまって月明かりの影響が大きいため1時間当たり5個程度見られれば良しとしましょう。この、みずがめ座η(エーター)流星群はハレー彗星の残していった塵が、その簿天体になります。